僕はいつ死んでもいいんです。
特に未練はないからいつ死んでもいいんです。
東京での生活もそろそろ終わりです。
僕はこれまで流れ流されて生きてきた。
ずっと何も考えずに生きてきた。
病んだときもそう。
もう長野あたりに住んで、生涯独身で生きて死のうと考えていた。
長野にした理由は単純に山が好きだから。細々と好きな登山のために生きようと考えていた。
そんな思いを秘めたままいつものように流されて生きていたけど嫁に出会った。
いつか孫が欲しい。
孫のいるお爺ちゃんになりたい。
昔からあった夢がそうさせたのか、今の嫁くんと結婚した。
長野移住の考えはあったけど、嫁の存在がそれを上回ったのだろう。
石川で子供もできたので長野移住はいよいよ諦め、またもダラダラと生きている。
子供はいい。
見てると悲しくなる。
なんと表現すれば良いかわからないけど、笑顔で楽しんでる子供を見ると無性に泣きたくなる。
この一瞬が宝なんだと思えるくらい素晴らしい。
長野へ移住し、予定通りの独身生活も良いけど、家族をもつ暮らしは素晴らしいものだ。
嫁も最高な性格だし、明るく面白い人だ。
長野県〈嫁 ですよ。
いや〜、長野もいいとこだけど、嫁の魅力には敵わない。
しかし生活していて思う。
生きるってのはこんなにも希望がなく夢を持てないものだったっけ?
昔はもっと目が輝いていたはず。
生きてるだけで、何か素敵なことがあるんじゃないかと思ってた。
それが今は生活のことばかり。
夢も希望も何もない。
何もないんだよ。
kyteの歌はいい。
とてもキラキラしている。
昔から好きだ。聴いてると何か素敵なことがありそうな気がしていた。
でも今となってはそんな気持ちは一瞬で消え、すぐ現実に戻される。
年をとると世界が色褪せてしまうのか。
それとも夢を追わなかった代償なのだろうか。
遊んでる子供を見ながらふと自問自答する。
みんな少年だった
自分の子たちも次第に大きくなって、夢や理想を追いかけて、どんどん次の場所へ駆けていくのでしょう。
自分もそうだった。世界の中心は自分であり、主人公は僕だった。
駆け回ってたフィールドは今見るとすごく小さい世界だったが、そこでは自分が中心だった。
社会に出て、たくさんの人と出会い、精神を病むところまで進み立ち止まった。
流されてきた僕には何もない。手が空っぽ、指がない、手のひらもない、手首の先をどこかに落としてきてしまったらしい。
さて困った。
そんな父親の僕であっても子供は笑いかけてきてくれる。
何も知らずに主人公をしている息子たちが寄ってくる。
大人から見ればすごくくだらない当たり前の事を心から楽しそうに喜んでくれる。
この子供たちだけが僕の存在理由。
空っぽの自分に価値を持たせてくれる。
どんなに疲弊し消耗しようとも、子供を育てて行きたい。
自分のストレス?クソ食らえだよ。
家族を養うために働く、落とし穴は避ける、生活を守り抜く。
いつかの少年のように、夢や希望を持てる世界を見せてあげたい。
それが大人の用意したフィールドであっても、自由にその中を駆け回ってほしい。
次の場所へ駆けて行ってほしい。
その世界を見せるために父として頑張らないといけないなと思うよ。
ありがとう、東京。
ここに来なければずっとネガティヴな考えだったと思う。
嫁が言うには僕はネガティヴらしいんだよ。失礼な話だ。
そりゃ少しはネガティブかもしれないけど、普通だと思うんだよね。
こうして東京にきて、過去の逃亡も自分の中で少しは解消された。自分なりに立ち向かったつもりだ。
なにより、家族と離れ、単身赴任してたからブログを始めたことになったわけだし。
ブログはよい経験になった。いろんな人がいるんだと思えた。そして交流もできた。
先日は某クソブロガーと初めてオフ会したんだよ。おかげで今日は下半身メチャクチャ筋肉痛だよ。
東京にきてよかった。
東京でよかった。
金沢に戻ったら素晴らしい経験を子供たちにさせてあげたい。
追伸
久しぶりにブログ書いたんだけど、普段どうやって書いてたか忘れてしまった。
こんな感じだっけ?
久しぶりすぎてうまく書けないや^_^;
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