親知らずが痛いけれど、抜歯するのが怖い、我慢できるし面倒だから歯医者には行きたくないといった人も多いのではないでしょうか。
しかし、場合によっては親知らずを放っておくことで痛みや腫れがひどくなってしまうことがあるので、自分にあった対処法を知ることが重要です。
もちろん抜歯しなくても良い場合もありますが、それを判断するためにまずはあなたが現在どのような状況なのか知ることが大切です。
ここでは親知らずの根本的な痛みの原因から抜歯すべきかどうかの判断基準について徹底解説しています。
あなたが歯医者に行くべきか、抜歯をすべきか迷われているのであればぜひ判断の参考にしてみてください。
1) 親知らずの痛みの原因と対策
ここでは親知らずが「なぜ痛むのか」根本的な原因から対策方法をご紹介します。
1-1. 親知らずの痛みの原因
実は親知らずの痛みの根本的な原因は、親知らずが真っすぐ生えてこないことです。
親知らずは一番奥に生えてくるうえに、斜めなどに生えてくるため他の歯に比べて上手く歯を磨くことが難しい歯といえます。その結果、何らかの炎症を起こし親知らずが痛むといった症状が起きています。
親知らずが痛む炎症の原因は主に以下の5つ
1.親知らずが周辺の歯茎や歯を押している
2.親知らず周辺に食べカスが詰まっている
3.親知らずが噛みあわせの歯や歯茎を噛んでしまっている
4.親知らずが頬を傷つけてしまっている
5.親知らずや親知らずの手前の歯が虫歯
3~5が原因の場合は、一度病院に行き医師に診察をしてもらうことをおすすめします。
1.「親知らずが周辺の歯茎や歯を押している」が原因で親知らずが生え始めの場合と2.「親知らず周辺に食べカスが詰まっている」が原因だったが自分で食べカスが取り除け、痛みが引いた場合はそのまま経過観察でも問題はありません。食べカスを取り除くコツは「1-2.親知らずが痛むときの対策」で説明します。
1-2. 親知らずが痛むときの対策
基本的に痛みを直ぐに取り除く方法としては、痛み止めを服用する以外方法はありません。
痛み止めについては市販の鎮痛剤でも痛みを抑えることができますが、痛みがひどい場合は歯医者に行き相談をしてみましょう。
「1-1.親知らず痛みの原因」で取り上げた虫歯や食べカスの詰まりなどのような原因であれば、親知らずをしっかり磨くことで痛みを和らげたり、防ぐことができます。
そこで、おすすめなのが「ワンタフト」という歯ブラシです。歯科医もお勧めしている歯ブラシでドラックストアなどで1本200円程度で購入が出来ます。タフトブラシは通常のブラシと比べて非常にコンパクトなため、いつもであれば磨き残してしまう部分も綺麗に磨くことが出来るため普段の歯磨きの仕上げに最適です。
2) 親知らずを抜歯すべき場合
ここでは親知らずを抜歯したほうが良い場合の状況を紹介します。ここで紹介する状況に当てはまった人は早めに病院へ行きましょう。
2-1.親知らずがまっすぐ生えていない場合
親知らずがまっすぐ生えていない場合、うまく歯ブラシが出来ないため、食べカスが詰まってしまい親知らず周辺の歯茎が炎症を起こしたり、周りの歯にまで影響を及ぼし虫歯になってしまう恐れがあります。
上記のような炎症を起こすリスクが常にある状態になるため、現在痛みがそこまでひどくなくても自分の親知らずが真っ直ぐ生えていないという方は、早めに病院へ行きましょう。
また、現在あまり炎症を起こしていなくても、いずれ起こすリスクを常に持っていることや年齢を重ねるにつれて治癒力が低下するといった理由があげられます。高齢になってしまうと抜歯したくても抜歯が出来ないという事例もありますので、早めの判断が必要になります。
2-2.親知らずが深刻な虫歯の場合
虫歯が神経まで進行してしまっている場合や隣の歯にまで虫歯が移ってしまっている場合は、親知らずを抜歯することをお勧めします。また、そこまで深刻な虫歯ではなく治療ができるとしても親知らずは磨きにくいため虫歯を繰り返すリスクが他の歯と比べて非常に高い歯と言えます。
そのため、親知らずが虫歯になってしまった場合は、治療して残しておくよりも抜歯する人の方が多いです。
3) 抜歯しなくてもよい場合
親知らずが生えてきたら必ずしも抜歯をしなければならないイメージがありますが、親知らずを抜歯しないという選択肢を選ぶこともできます。
2)「親知らずを抜歯する場合」で紹介したような「親知らずがまっすぐ生えていない場合」や「親知らずが深刻な虫歯の場合」以外の人、つまりそれほど緊急性のない場合は抜歯しなくても良いケースがほとんどですので、参考にしてみてください。
3-1.親知らずが真っすぐ生えており、しっかり磨ける場合
親知らずが真っすぐ生えてきている場合は、他の親知らずでない歯と同様に歯を磨くことが出来るため強い痛みや、腫れなど特に異常がない場合は抜歯する必要がありません。少し痛みがある場合は、痛み止めを飲み経過観察してみましょう。
親知らずの生え始めは、歯茎を突き破って親知らずが出てくるため少し痛みが伴います。薬を飲んでもあまりにも痛みが強かったり、痛みが1週間以上続くようでしたら念のため病院に行きましょう。
3-2.完全に歯茎に埋まっていて、強い痛みや腫れがない
親知らずが歯茎の深い位置に埋まっている場合、無理に親知らずを抜歯するとかえって炎症を起こしてしまうなど痛みを患う場合があります。特に強い痛みや腫れがない場合は、抜歯しないことをお勧めします。
また、強い痛みや腫れがある場合は、歯の根元に膿がたまってしまっている場合があるため早めに病院へ行きましょう。
3-3.親知らずの汚れを落とせる場合
親知らずは一番奥の歯のため、うまく歯ブラシが生き届きにくい歯になります。そのため、上手く汚れを落とすことが出来ず虫歯の親知らず周辺の歯茎の炎症を起こす原因をつくりやすい環境といえます。それでも、しっかりと毎日の歯磨きで汚れをきちんと落とせる場合は、特に親知らずによる悪い影響がないため抜歯する必要がありません。
抜歯をせず親知らずを残しておくことで入れ歯の土台にしたり他の歯が虫歯で使い物にならなくなった際に移植して使うことができるというメリットもあります。そのため、上記に当てはまる人は親知らずを抜歯せずに大切にするのもよいかもしれませんね。
4) まとめ
親知らずを抜歯すべきかどうかある程度自分の方向性は決められたでしょうか。何らかの違和感がある時は、病院に行き医者に診てもらうことがやはり一番ですが、ある程度自分でもどうしたいか考えをもっておくことで自分にとって最善の選択ができると思います。
親知らずは自分の身体の一部であり、痛みがあるということは何かしらの処置が必要だというサインです。この記事を参考にぜひ、親知らずを抜歯すべきかどうか判断してみてください。