青森駅から特急に乗務する予定だったJR北海道の男性車掌(60)が24日、発車時刻の勘違いで乗り遅れ、タクシーで追い掛けた結果、特急は次の停車駅の蟹田駅(青森県外ケ浜町)で車掌の到着を待つことになり、35分遅れで同駅を出発した。同社が発表した。
JR北海道によると、車掌が乗り遅れたのは新青森発函館行き特急スーパー白鳥1号。新青森から蟹田まではJR東日本、蟹田から函館までをJR北海道の車掌が乗務する担当分けの中で、男性車掌は24日午前10時31分の青森駅での出発時刻に間に合わなかった。
特急には乗客約200人が乗っており、JR北海道函館支社は「乗客に申し訳ない。再発防止に向け指導を徹底したい」と話した。
同社によると、車掌は担当区間が始まるまでは客室で待機していてもよいため、JR東日本の車掌は青森駅での乗り遅れに気付かなかったという。〔共同〕
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