はてななんで上場するのって言ってる人多いけれど、「はてながどこかの会社の子会社になることなく」「近藤会長及び社員の株の現金化ができる」方法として上場を選んだと考えるべきで、妥当な選択肢だと思います。
sekiryo 規模的にはもうだいぶ前から近藤会長の個人会社にはできないし引退する時に会社に株買わせるにしても50%退職金代わりにすると会社経営に影響を及ぼすレベルだしな。
はてなは4億円の現金資金がありますが、近藤会長の株の持ち分は66%あり全然足りないですからね。これ現金化させようと思ったら、上場するか、どこかの会社に買収してもらったり、誰かに株引き受けてもらうしかない。でも、そういうことしたら、絶対にはてなって今のままではいられないと思う。なのでユーザーとしても「現状維持」以外ではこれがまだマシな選択だと思うんですよ。もちろん上場したことによって、はてな匿名みたいな企業にとってリスクになる部分がひっそり潰れていくかもしれませんけれどね。これについては今までありがとう、っていうしかないと思います。
さてそれはとは別の話ですが、はてなユーザーってクネクネしてるけれどなんだかんだいってはてなの事好きで「はてな株買ってずっと持っておく。それで毎年はてなの株主総会行きたい」って思ってる人いるかもしれない。でも、少なくとも最初はやめとけ。買うなら株主総会名簿登録日を確認してその数日前に買いましょう。上で書いた通り、成長性を見込んで上場させてもらってるわけじゃないから会社にそのつもりがなくてもこれは「上場ゴール」案件になると思います。
狭い定義で言うと「上場ゴール」というのは「g○mi」のように幹事証券が企業価値にまったくそぐわない高い公募価格をつけて上場し、上場してからさっそく公募価格を割り込みそれから一度も浮上することがないことを指します。つまり買った人全員が損をするようなクソ案件です。この動画の4位にある「カービュー」なんかが代表例ですね。「エフェクター細胞研究所」とか「エルピーダメモリ」とか「モリモト」「FOI」なんかも有名。最悪の公募割れは「メビオファーム」かな?興味ある人はググれ。このあたりはもはや上場ゴールというか上場詐欺と言いたい。
https://www.youtube.com/watch?v=1B4tX3Xuzb8
はてなはこの狭い意味での上場ゴールには当たりません。はてなの公募価格はまあまあ妥当な価格だと思いますし公募割れはよほど環境が悪くないかぎりは大丈夫だと思う。しかし問題なのは、はてなは今年初のIPOの上、超小型株なため多分初値がめっちゃ高くなるだろうということです。 そして、当然ながら祭りが終わったらそこからすごい下げるでしょう。そしてはてなの低成長率では、二度とその時の初値まで戻ってこないでしょう。つまり、はてなという会社自体はなにも悪くないのに、勝手にマネゲのネタにされて上場ゴールした会社と同じような値動きになるということです。小型株は結構簡単にマネゲで時価総額3倍とかになるけど、その後が悲惨だから。もしはてな株買負うという人は最初からこのことは覚悟しておきましょう。
これははてなが悪いわけじゃないから。悪いのは東証とそこに群がるイナゴたちだから。
というわけで、よくわからないなら買うなよ、絶対買うなよ? 株価900円くらいになるまで買うなよ?
そして買った時から大幅に値段が下がったからといってはてな運営の中川さんや、はてなIR担当さんに電話をかけまくったりしないように。いいか、絶対買うなよ?
増田は東大卒年収600万が最低ラインだから増田が株主になって存続させてくれるって信じてる