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シリア ロシア軍などが空爆 市民164人死亡
1月25日 0時24分

内戦が続くシリアで、政府軍とロシア軍による空爆が相次いで子どもや女性を含む164人の市民が死亡したと人権団体が発表し、ロシアへの反発が強まって、今後の和平協議に影響することも懸念されます。
イギリスを拠点にシリアの情報を収集している「シリア人権監視団」は、24日、政府軍と過激派組織IS=イスラミックステートが激しく戦っているシリア東部のデリゾールの周辺の町で、シリア政府を支援するロシア軍と政府軍による空爆が行われ、72時間で子どもと女性を含む市民118人が死亡したと発表しました。
また、ISが一方的に首都と位置づけるシリア北部のラッカとその周辺でもロシア軍などによる空爆で、市民46人が死亡し、犠牲者は合わせて164人に上ったとしています。
シリアの国営テレビや人権監視団は、24日、北西部のラタキアで反政府勢力が支配する町を政府軍が奪還したと伝えていて、ロシアの後ろ盾を受けた政府軍が攻勢を強めています。
シリア内戦を巡っては、シリア政府と反政府勢力が参加する和平協議が近くスイスのジュネーブで開かれる予定ですが、反政府勢力はロシアが軍事作戦を続けていることを批判していて、今後の和平協議に影響することも懸念されます。

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