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国公立大2次試験 きょうから願書受け付け
1月25日 5時33分

国公立大2次試験 きょうから願書受け付け
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国公立大学の2次試験の願書の受け付けが25日から始まります。大手予備校によりますと、就職に有利だとされる理系の学部に人気が集まる傾向が続いていましたが、今回は文系の学部の志望者が増える見込みだということです。
文部科学省によりますと、国公立大学の一般入試の募集定員は合わせて10万1157人で、25日から願書の受け付けが始まります。
大手予備校が、国公立大学の前期試験を受ける予定の25万7000人余りの志願状況を分析したところ、理工学部や医学部、農学部など理系の学部の志望者は51.7%で、去年より1ポイント減っているのに対し、社会学部や経済学部、法学部など文系の志望者は30.9%で、1ポイント余り増えているということです。
厳しい雇用情勢を背景に、就職に有利だとされる理系の学部に人気が集まる傾向が続いていたものの、ここ数年は雇用情勢が改善してきたことなどから文系を目指す生徒が増えてきていると、この予備校では見ています。
一方、今月行われた大学入試センター試験の平均点は、中間集計で、31の試験科目のうち半数を超える18科目で去年を上回っています。また、今回、得点調整は行われません。
国公立大学の2次試験の願書の受け付けは来月3日までで、前期試験は来月25日から、後期試験は3月12日から行われます。

英語4技能試験活用の大学増加

今回の入試では、「聞く・話す・読む・書く」という英語の4つの技能を計る外部テストの結果を活用する大学が増えています。
英語の4技能を計るテストは、英検やGTEC、TOEICやTOEFLなどが行っていて、6つの団体が共同で運営する「英語4技能試験情報サイト」によりますと、今回の大学入試でこうしたテストの結果を活用する大学は少なくとも34校あります。
このうち、国公立大学は7校で、例えば、東京海洋大学は今回の入試から海洋科学部のすべての学科で4技能を計る外部テストで一定の成績をとっていることを出願の条件としたほか、千葉大学はことし4月に新設される国際教養学部の入試で外部テストの成績によって外国語の得点を加算したり満点にしたりするということです。
TOEICを実施している国際ビジネスコミュニケーション協会の島田敬子広報室長は「ビジネスだけでなく大学でも、英語で話したり書いたりする発信力が求められるようになってきており、入試でその力を問う大学はさらに増えるのではないか」と話していました。

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