寒気が変身「寒冷渦」原因 冬型26日朝まで
週末の日本列島を震え上がらせた大寒波の来襲は、西から東に吹くジェット気流(偏西風)の蛇行が大きな原因だ。現在は北西から南東に向けて日本列島に吹き付けており、大雪の目安となる上空1500メートルで氷点下12度以下の寒気が列島上空に次々と流れ込んでいる。
大阪管区気象台によると、ジェット気流の蛇行が、北極上空にある強い寒気を赤道方向に引き下げている。さらに、この寒気はジェット気流による強風でちぎれ、渦を巻く「寒冷渦」に変化。この寒冷渦が次々と発生し、列島を通過し、強風や大雪をもたらした。
この強い冬型の気圧配置は26日朝まで続く見通し。その後は天候は回復に向かうという。【黄在龍】