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ことしの春闘 きょう 事実上スタート1月25日 4時02分
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経団連と連合のトップらが春闘に向けた方針を説明する「労使フォーラム」が25日から始まり、ことしの春闘が事実上、スタートします。経団連は、ベースアップにこだわらず年収ベースで去年を上回る賃上げを呼びかけていて、どの程度の賃上げが実現するのかが注目されます。
労使フォーラムは、春闘で労使双方の議論を深めようと、経団連が25日から2日間の日程で開きます。初日の25日は、経団連の榊原会長と連合の神津会長が春闘に向けた基本的な方針を説明し、ことしの春闘が事実上、スタートします。
経団連は、ことし、基本給を引き上げるベースアップにはこだわらず、子育て世帯の賃金を増やすなどさまざまな手法を用いて、年収ベースで去年の実績を上回るよう賃上げを呼びかけています。また、人手不足への対応として、非正規労働者についても正社員に登用するなどして処遇を改善するよう促しています。
一方、連合は、ベースアップに相当する賃上げにこだわって要求する方針を掲げていて、要求基準はベースアップ分を含めて2%程度としています。また、中小企業や非正規労働者の処遇の改善による格差是正を重要な課題と位置づけて交渉に当たる方針です。
去年と違って、経団連は、基本給だけでなくボーナスや退職金などの増加につながるベースアップには慎重な姿勢を示しています。さらに、年明け以降、急激な株安となるなど経営環境も決して楽観できない状況となっています。こうしたなかで、どの程度の賃上げが実現するのか、また、中小企業の賃上げや非正規労働者の処遇改善がどこまで進むかが焦点となります。
春闘は、来月に入ると各企業で労働組合が経営側に要求書を提出し、3月中旬の集中回答日に向けて交渉が本格化します。
経団連は、ことし、基本給を引き上げるベースアップにはこだわらず、子育て世帯の賃金を増やすなどさまざまな手法を用いて、年収ベースで去年の実績を上回るよう賃上げを呼びかけています。また、人手不足への対応として、非正規労働者についても正社員に登用するなどして処遇を改善するよう促しています。
一方、連合は、ベースアップに相当する賃上げにこだわって要求する方針を掲げていて、要求基準はベースアップ分を含めて2%程度としています。また、中小企業や非正規労働者の処遇の改善による格差是正を重要な課題と位置づけて交渉に当たる方針です。
去年と違って、経団連は、基本給だけでなくボーナスや退職金などの増加につながるベースアップには慎重な姿勢を示しています。さらに、年明け以降、急激な株安となるなど経営環境も決して楽観できない状況となっています。こうしたなかで、どの程度の賃上げが実現するのか、また、中小企業の賃上げや非正規労働者の処遇改善がどこまで進むかが焦点となります。
春闘は、来月に入ると各企業で労働組合が経営側に要求書を提出し、3月中旬の集中回答日に向けて交渉が本格化します。