これぞ正しき「社畜道」
時は90年代。舞台は欲望渦巻く都市銀行。特命を背負って戦う男は、孤独と葛藤に苛まれながら、組織の中で生き残るために茨の道を進む――。
バブル崩壊後の金融業界を描いたベストセラー『金融腐蝕列島』(高杉良作、97年発売)が、約20年の時を経て、漫画作品『銀行渉外担当 竹中治夫』として甦った。
(第一話から第三話までを、現代ビジネスで公開中。こちらをクリックください)
妻と二人の子を持つ平凡なサラリーマンである主人公の竹中治夫は、ある日突然「総務部主任調査役」への異動を命じられる。銀行をあの手この手で強請ろうとする、総会屋や暴力団を相手にする行内イチの「不人気部署」だ。
なぜ自分が任命されたのか…。理解不能のまま、逆らうこともできず、いちサラリーマンとしてその職務を全うしようとする竹中。ところが、降ってくる案件があまりに重すぎる。協立銀行ワンマン会長の娘の不倫トラブル隠しにはじまり、不正融資スキャンダルをネタに強請りをかけてくる総会屋のトラブル処理…。
元大物総会屋・児玉由紀夫らの力を借りながら、胃薬を片手に苦難を乗り越える竹中の生きざまは、まさに「正しき社畜」そのものだ。『銀行渉外担当 竹中治夫』。単行本第1巻の発売を記念して、作画を担当するこしのりょう氏に話を聞いた。
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