2016年01月24日 10:12
成田国際空港会社(NAA)は、成田空港と同社の両ホームページ(HP)が22日夜から23日夜にかけて断続的に、閲覧困難な状態になったと発表した。外部からの大量アクセスが原因で、サイバー攻撃を受けた可能性があるとみて監視を続けている。
両HPでは昨年10月10日にも約8時間にわたって同様の事態が発生している。
NAAによると、今回はまず、22日午後9時半から23日午前1時20分ごろまで閲覧しにくい状態に陥った。いったん正常に戻ったが、同日午前6時半~10時半ごろ再び閲覧障害が発生。午後6時40分ごろからは3度目の閲覧障害が続いた。
同日、ハッカー集団「アノニマス」を名乗る人物がネット上に犯行声明のような書き込みをしたとの連絡を警察から受けたという。
今回もシステム自体への侵入はなく、運航に支障は出ていない。HPには成田便の運航時間に関する情報などが掲載されている。
NAAの夏目誠社長は、昨年の同様事態後に、サイバー攻撃への対応を強化することを表明していた。