平成27年3月31日
関係者皆々様
早春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬ御愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今般、(独)産業技術総合研究所の第4期の組織改編にあたり、メタンハイドレート研究センターが廃止され、研究員は新たな研究部門に属することと成りました。これまでの当研究センターの研究活動、研究アライアンス事業などに対する皆様のご協力を心より感謝申し上げます。メタンハイドレート研究センターが実施しているこれまでの業務は、現メタンハイドレート研究センター 副センター長天満則夫が代表となる新体制によって推進いたします。新体制の詳細については、あらためて天満則夫からご案内させていただきますので、今後とも引き続き皆様からのご教示、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
(独)産業技術総合研究所
メタンハイドレート研究センター
研究センター長 成田英夫
ご質問、ご連絡等ございましたら下記メールアドレスまでご連絡ください。
info-mhpu-ml(at)aist.go.jp ※(at)を@に置き換えてください。
| 日付 | トピック |
|---|---|
| 2015年 3月20日 | 「アライアンス活動報告1月~3月」を掲載いたしました。 |
| 2015年 2月17日 |
終了いたしました
「第13回ガスハイドレート産業創出イノベーション講演会(第15回メタンハイドレート研究アライアンス講演会)」を開催いたします。 |
| 2015年 1月21日 |
終了いたしました 「海洋メタンハイドレートの資源開発と環境保全に関する新潟フォーラム」を開催いたします。 |
2020年夏季五輪・パラリンピックの開催地に東京が選出された。7年後の世界や周りの社会はどうなっているのだろう。予測するには、現在の単なる延長でもないし、かと言って遠い将来でもない極めて中途半端な年月である。換言すると、夢を語るにも責任が生じるような気すらする。それでもあえて夢を語りたい。メタンハイドレート由来のメタンガスがオリンピック聖火となることである。
7年後といえば、メタンハイドレート資源開発に必要な技術の整備はほぼ完成しており、技術的にはそれなりの量のメタンガスを安定して生産することが可能な状況となっているはずである。希望的観測を含めて、企業が事業化について検討を開始する段階となっているはずである。
メイン会場の聖火台で燃え続けるオリンピック聖火にメタンハイドレート由来のメタンガスが使用されるのは研究開発を行っている誰もが持つ夢であろう。それは、同時に日本の明るい未来を期待させるシンボルともなろう。
聖火として使うにあたっては、ほぼ純粋なメタンであるため、炎が見えにくい問題はある。また、産出したガスのメイン会場までの輸送も大きな問題である。商業化されていない以上、海底パイプラインなどのインフラ整備は望めない。第一に考えられるのはボンベに詰めてCNG(圧縮天然ガス)の形で輸送するのが簡単であろう。より効果的と思われるのが、洋上でハイドレートに戻してNGH(天然ガスハイドレート)の形で輸送することである。それであれば、再ガス化して通常の聖火として燃焼させるだけでなく、いわゆる"燃える氷"の形で聖火を点すこともできる。人類初の新資源からのメタンを使うことの意義とその効果は極めて大きいものであり、また、国際的にもメタンハイドレート資源開発のフロントランナーとなっているわが国にとって技術力を示す良い機会である。
オリンピック、それも聖火の火を点すとなれば企業の宣伝にとってまたとないチャンスであり、多くの企業の協力も期待できる。 私にとって、開発のモチベーションがもう一つ加わった。
2013年10月
文責:成田英夫