「あぶ刑事」劇場版全作を担当した脚本家が明言、最新作は脚本を超えた!
2016年1月23日 11:45
(左から)柏原寛司、近藤正岳氏
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[映画.com ニュース] 舘ひろしと柴田恭兵による人気シリーズの完結編「さらば あぶない刑事」の公開を前に、過去作6作の上映会が開催中だ。1月22日には、映画版第5作「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」(1998)のトークショー付き試写会が都内で行われ、劇場版すべての脚本を手がけてきた柏原寛司が、本作のプロデュースを務めた近藤正岳氏とシリーズの魅力を語り合った。
近藤氏によれば、第5作の公開が「踊る大捜査線 THE MOVIE」と近く、興行的には苦戦を強いられたそうだが、柏原は「今は振れ幅が戻ってきている。最新作、面白いですよ」と明言。観客の期待を高めると同時に、ド派手さを貫く同シリーズへのプライドをのぞかせた。
約10年ぶりの最新作を製作するにあたり「テレビシリーズのいいところは、まずハードボイルド。そしてアクション。それを映画サイズにして原点回帰しよう」(柏原)と決め、いくつかの仕掛けを用意したそう。そのひとつが、最新作での真山薫(浅野温子)の立ち位置だ。神奈川県警重要物保管所の所長となるが、「ハードボイルドは港署の方でやるから、と分けたのがうまくいった(笑)」(柏原)、「浅野さんは自分から『あれ(きゃりーぱみゅぱみゅ風コスチューム)をやりたい!』って言いましたしね。このシリーズ(の精神)はずっと変わらない。浅野さんの壊れ方が変わっただけ(笑)」(近藤氏)とキャラクターを適材適所に振り分けることで、爆発力を高めたそうだ。
浅野に限らず、舘と柴田も並々ならぬ決意で撮影に臨んだそうで「恭兵氏は、準備稿で意見を伝えてきた。そこからいい意見を取り入れて決定稿にした。舘さんも今回は本をしっかり読んできて意見を言ってきましたね」(柏原)と振り返った。
「あぶ刑事」シリーズといえばアドリブの応酬が有名だが、柏原は「本はあくまでたたき台」と語り「1番いいのは、本よりも映画が面白いこと。みんなが本を見て膨らませてくれているということだから。最新作は、本より面白くなっています」と断言。特にクライマックスでは「恭兵氏が2人のジーンとくるセリフを考えた。舘さんもだけど、2人の役者としての感性が(セリフにも)出ている」と明かす。その言葉を聞いた近藤氏は「心の広い脚本家でよかった」としみじみと語った。
シリーズの完結を惜しむ声も多いが、柏原は「これ以上続くとトオルが2人を介護する話になっちゃうから、この辺で締めないとな」と冗談交じりに話す。観客からは柏原にオリジナルものの新たな刑事ドラマを望む声も上がり、改めて人気の高さをうかがわせた。
「さらば あぶない刑事」は、1月30日から全国公開。
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