19日(現地時間)、オーストラリアのマルコム・ターンブル首相はオバマ米大統領とワシントンD.C.のホワイトハウスで会った。ターンブル首相は2日前にアフガニスタンに立ち寄り、「アフガニスタン駐留オーストラリア軍を増やす」と発表、オバマ大統領に「サプライズのプレゼント」をした。オバマ大統領は「米国とオーストラリアのように共通点が多い国はほとんどない。経済・政治同盟を超え、価値を共有する特別な関係」とターンブル首相を歓迎した。一方、フランスのパリでは20日、過激派組織「イスラム国」(IS)撃退案を話し合うための7カ国国防担当相会談に出席したアシュトン・カーター米国防長官が、フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン国防大臣と並んで記者会見場に立ち、「フランスは米国の最も古い同盟であり、どこよりも優れた同盟国」と述べた。
英日刊紙フィナンシャル・タイムズは「米国の中核的同盟の変化を象徴的に示す2つの場面が相次いで繰り広げられた。仏豪は米国の新しい『親友(best friend)』になろうとしている」と21日、報道した。十数年前までは英国・イスラエル・日本が米国の最高の同盟国と言われていたが、最近はISの勢力拡大や中国の本格的な台頭などにより国際情勢が変わるや、仏豪が最高の同盟国に浮上したというのだ。
長い間、米国にとってヨーロッパにおける一番の友好国は英国だった。英国はジョージ・W・ブッシュ政権だった2003年のイラク戦争に参加した数少ない国だった。当時はトニー・ブレア英首相に対して「ブッシュのプードル」というあだ名が付けられたほどだ。ところが、イラク戦争に対し自省する世論が強まり、「英国は自国とは無関係なことに関心がない内向的な性格になった」と同紙は分析する。そうした英国の代わりに米国の「親友」に浮上してきたのがフランスだ。フランスはIS撃退戦で米国の最も緊密なパートナーだ。昨年11月にISによるパリでのテロが発生する前もシリア空爆に参加するなど、対IS戦に積極的で、テロ以降はヨーロッパ最大の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」を中東に派遣、米軍と一緒に空襲作戦を展開している。これは、英国のIS撃退戦参加が微々たるものであるのと対照的だ。英国軍はパリのテロ以降、今月初めまでシリアを4回しか空襲しておらず、「有名無実レベル」(テレグラフ紙)と皮肉られている。