昨年の韓国の出入国者は過去最多を記録した。外国人入国者数は減少したが、海外に行った韓国人数が大幅に増えたためだ。法務部(省に相当)が22日に発表したところによると、昨年の韓国出入国者数は前年より7.7%増加の6637万人で、過去最多を記録した。出入国者数は2010年に4000万人、14年に6000万人を超えるなど、急激に増加している。
出国した韓国人は1958万人で、14年に比べ19.3%増加した。これは最近5年間で最も高い増加率だ。韓国人出国者は05年に1000万人を超えて以降、この10年間で2000万人に迫ろうとしている。昨年初めて外国に行った韓国人は153万1026人だった。
一方、昨年韓国を訪れた外国人は1335万9701人で、6.3%減った。03年に重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響などで約10%減少してからは毎年増加していた外国人入国者が13年ぶりに減少したものだ。法務部関係者は「中東呼吸器症候群(MERS)の影響が強かった昨年6-9月の入国者が前年比で約30%減ったため」と説明している。昨年末現在で韓国に滞在している外国人は189万9519人で過去最多となった。このうち半数の50.3%(95万5871人)が中国人だ。続いて米国(13万8660人)、ベトナム(13万6758人)の順に多かった。