ボクの母親は今も現役のお弁当屋さんですが、以前その並びにラーメン屋さんがありました。
もう時効なので書きますけど、その店とにかくお客様が少なかった。結局は続かなくて閉店しちゃったんです。
「ラーメンの味に絶対の自信があるから」と、サイドメニュー殆どナシで勝負していたそのラーメン屋さん。
母親の店で賄い用で頼んでいたので食べたことがありますが、確かに美味しかったです。それなのに何故流行らなかったのか?
■美味いラーメン屋が流行らなかったわけ
ある夜、母親がその店の前を通ると誰も居ない店内で腕組みをした店長が一人、仁王立ちで立ち尽くしていたそうです。
思わず入って何してるの?と聞くと、何で売れないのか考えている、と言ったらしい。
いやいや。店主が仁王立ちしてちゃ、入りたいお客様も入れないよ!
この状況、笑えますかね?似た感じの電器屋さん、ありませんか?
■考えることは動きながらでも出来る
母親は見かねて、「お客様がいない時ほど店の前で掃除したり、忙しくするものよ。考えるのは動きながらでも出来るから。」と話してあげたそうです。
この意味、分かりますかね?
■売れない時ほど自分から忙しくする
このラーメン屋さんで言えば、店の外で出来たことは沢山あったろうし、「当店がサイドメニューを作らない理由」とか店主の想いを伝えるチラシを作って配ることも出来たかも知れない。
繁盛している店を覗いてみると、売れない時ほど忙しく動き回っています。
それは直接売上になることじゃないけど、その姿も含めてお客様は見ておられるんですね。
その店舗、今はインド料理屋になってるんですが、スタッフ総出で店の窓を拭いたり、壁の塗装塗り替えたり忙しそうです(笑)
今から電器屋さん的には閑散期。ちょっと心に留めておいて下さいね。
それでは今日も良い一日を☆
この記事を書いた人:メオマサユキ
1972年大阪生まれ。大学卒業後、会計事務所に約12年勤務。2009年より町の電器屋さん「アトム電器」を展開する㈱アトムチェーン本部に勤務。
2012年より始めたご加盟の電器店さんとの個別経営面談会もおかげさまで200件を越えました♪(プロフィール)