武田物外の根本資料として最も信用できるものは物外の弟子、木鈴和尚が壮年時代に書い
たとされる「物外一大鏡」(済法寺蔵)とされていますが、その中からエピソードなどが紹介され ています。
子供の頃は手の付けられない腕白小僧であったことから寺に預けられ、そこでも武術が好き
で、大人顔負けの力を発揮したり武士の子供軍と町人の子供軍の喧嘩に関わって役所から寺 に放逐勧告がなされた話や二十代には浅草の古道具屋で碁盤を買おうと思ったが金がなく、 道具屋の主人に手付けを求められ、碁盤に拳骨を打ち込んで拳の痕を付け主人をあきれさせ た話から有名な近藤勇との珍試合の話まで、数多い物外のエピソードが詳しく紹介されていま す。
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