2016年1月23日21時33分
外国人留学生に不法就労をあっせんしたとして、福岡県警などは23日、日本語学校「JAPAN国際教育学院」(福岡県直方市)会長の上野末次容疑者(57)=同市古町=ら男女3人を出入国管理法違反(資格外活動のあっせん)の疑いで逮捕し、発表した。
組織犯罪対策課によると、ほかに逮捕されたのは理事長の有村ひとみ容疑者(52)=同市感田=と、副理事長の上野さとみ容疑者(47)=同市古町。
3人は昨年4~11月、19~24歳のベトナム人留学生4人に対し、学校が指定した職場で、法定の週28時間を超える就労をさせた疑いがある。県警は23日、留学生4人についても同法違反(資格外活動)の疑いで逮捕した。4人は複数の職場を掛け持ちすることで、最大で週72時間働いていた。
入管法施行規則では、留学の在留資格の場合、アルバイトなどで働けるのは週28時間以内と定めている。
上野容疑者ら3人は「学生が1週間28時間を超えて働いていたとは知らなかった」と容疑を否認。留学生4人は認めているという。
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朝日新聞社会部
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