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オオタカ 希少種指定解除への課題検討
1月23日 18時01分

オオタカ 希少種指定解除への課題検討
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生息数が回復しているとして、国が希少な野生動物の指定の解除を検討しているオオタカについて話し合う会議が仙台市で開かれ、専門家などからは、指定の解除でオオタカが生息する里山の乱開発が進むおそれがあり対応が必要だといった意見が出されました。
オオタカは全国の山間部に生息している猛きん類で、ゴルフ場や住宅地の開発などで一時、生息数が減少したため「種の保存法」で、捕獲や売買を原則禁止する「希少野生動植物種」に指定されました。しかし、各地で保護の取り組みが進んで最近は生息数が回復し、環境省は希少種の指定解除に向けた検討を進めています。
23日は、指定を解除した際の課題を話し合う会議が仙台市で開かれ、環境省の担当者は指定解除のあとも生息調査を行い、絶滅のおそれが出てきた場合は希少種への再指定を検討することなどを説明しました。
その後の意見交換で、専門家などからは指定の解除によってオオタカが生息する里山の乱開発が進むおそれがあり対応が必要だという意見や、都道府県が条例を制定するなど、地域レベルでオオタカを含めた希少種の保全策を強化すべきだ、といった意見が出されました。
環境省希少種保全推進室の安田直人室長は、「建設的な議論ができた。今後の意見交換も踏まえて、指定を解除するかどうか判断したい」と話していました。

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