ホンダは22日、米国アリゾナ州で小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の顧客への引き渡し式典を開いた。2015年12月に米連邦航空局(FAA)から安全性のお墨付きとなる型式認証を取得し、1号機を納入した。今回は同州にあるホンダジェットの販売店に複数の購入者を招待し、ホンダの八郷隆弘社長らが参加して引き渡した。
価格は1機450万ドル(約5億3000万円)と他社の競合機よりも高いが、燃費性能や室内の広さ、最大時速などに優れ、北米や欧州、南米で販売を始めている。受注数は米国を中心に「100機を大きく超える」(ホンダ)。初年度の生産は50機弱の計画で、2年目から順次拡大する。
ホンダ、ホンダジェット、八郷隆弘