メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

改憲「現実的な段階に」 参院決算委

参院決算委員会で憲法改正についての自民・二之湯智氏の質問に答える安倍晋三首相=国会内で2016年1月21日午前9時57分、竹内紀臣撮影

 安倍晋三首相は21日午前の参院決算委員会で、憲法改正について「必要な改正は行うべきものと考えている」と参院選後の実現に重ねて意欲を示した。安倍政権は大規模災害などを想定した「緊急事態条項」の追加を目指す方針だ。首相は「いよいよどの条項を改正すべきかという現実的な段階に移ってきた」と語り、改憲項目の議論にも着手する考えを示した。

     首相は現在の憲法が国民投票を経ずに成立したことに触れ、憲法改正が「国民が考えて自らの1票を投ずる初めての経験となる」と指摘。国民主権など憲法の3原則を維持する考えを示した上で「改正されれば自らの手で憲法を作る初の機会だ。新たに生み出される精神こそ日本の未来を切り開くことにつながる」と述べた。自民党の二之湯智氏への答弁。【野原大輔】

    あわせて読みたい

    制限なく記事をお読みいただく方法はこちら

    毎日新聞のアカウント

    のマークについて

    話題の記事

    編集部のオススメ記事