民主・岡田氏「思い出せば済む話」…甘利氏の「1週間以内に確認」発言に
2016年1月23日6時0分 スポーツ報知
甘利明経済再生担当相(66)の金銭授受疑惑について22日、民主党など野党は反発した。民主党の岡田克也代表は本会議後の会見で、甘利氏が調査に1週間かかるとしたことに対し「なぜそんなに時間がかかるのか。少なくとも本人が2回会ったのだから、思い出せば済む話」と話した。甘利氏が2月4日のTPP署名式に出席の意向を示していることについても「まず事実関係を明確にすること。このまま(署名式に)出るのは、日本の恥だ」とばっさり。
週明けには、代表質問が始まるが「この休日をはさんで納得できる回答を待つ。それがなされず、(大臣を)辞めないのであれば25日に協議して対応を決める」とした。「現金を受け取っていれば刑法に当たるかもしれない問題で、記載ミスとは次元が違う」と議員辞職にも相当するとの見方も示した。
民主党はこの日、甘利氏の疑惑を調べる特命チームを設置。衆院予算委員会メンバーが中心となり検証する。月末に始まる16年度予算案の質疑などを通じ、ただしていく。