週刊文春が報ステに抗議文…甘利大臣問題で引用明示せず
2016年1月22日19時0分 スポーツ報知
「週刊文春」編集部は22日、甘利明経済再生相に関する報道で、テレビ朝日系報道番組「報道ステーション」に抗議文を送った。週刊文春のwebサイトで明らかにした。
「報ステ」は文春発売前の今月20日、翌日発売の文春が掲載した「TPP立役者に重大疑惑 甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した」の記事内容を許可なく使用し報道。その際、文春から引用したとするクレジットなどはなかった。
文春側によると、同様の報道はNHKや民放各局も行ったが、「週刊文春」から引用したことを明示していたという。報ステは21日も甘利大臣の問題を報じたが、その際も「週刊文春」と明示することなく、「週刊誌」とだけ報じたとしている。
「週刊文春」編集部は、番組責任者あてに謝罪と再発防止などを求めた抗議文を送付。26日午後5時までに回答を求めている。
報道ステーションは22日の放送でも甘利氏の疑惑をトップで報道。ナレーションで「週刊文春のスクープ」だったと報じたが、抗議文については触れなかった。