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廃棄食品横流し 原発事故の風評被害がきっかけ1月23日 12時03分
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廃棄を委託された冷凍のカツを横流ししたとして、警察の捜索を受けた愛知県稲沢市の廃棄物処理業者が、任意の事情聴取に対して「福島第一原発の事故の風評被害で売れなくなった食品を売ろうとしたのがきっかけだった」と話していることが弁護士への取材で分かりました。警察は横流しのいきさつを調べています。
カレーチェーンを展開する壱番屋の冷凍のカツが処分されず、横流しされていた問題では、警察は、愛知県稲沢市の廃棄物処理業者「ダイコー」と岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」について、廃棄物処理法違反のほか、食品衛生法違反などに当たる疑いもあるとみて捜査しています。
弁護士によりますと、ダイコーの会長は警察の任意の事情聴取に対し、廃棄食品の横流しを始めたきっかけについて、「5年前の福島第一原発の事故の風評被害で売れなくなった食品を売ろうと考えた。悪いこととは分かっていたが続けてしまった」と話しているということです。
一方、みのりフーズの実質的な経営責任者も、これまでの取材に対し「最初に福島県産の『じゃこ』を買った。つくだ煮にして転売した」と話しています。
警察は双方から事情を聴くなどして横流しのいきさつについて調べを進めています。
弁護士によりますと、ダイコーの会長は警察の任意の事情聴取に対し、廃棄食品の横流しを始めたきっかけについて、「5年前の福島第一原発の事故の風評被害で売れなくなった食品を売ろうと考えた。悪いこととは分かっていたが続けてしまった」と話しているということです。
一方、みのりフーズの実質的な経営責任者も、これまでの取材に対し「最初に福島県産の『じゃこ』を買った。つくだ煮にして転売した」と話しています。
警察は双方から事情を聴くなどして横流しのいきさつについて調べを進めています。