「現在、心愛さんと交際中ではありますが、もりおさんにご紹介したい方がいらっしゃいます。」

「わかりました。え!?」

全く理解していないわかりましただった。脳が混乱してでた言葉だ。相談所からの紹介は以前、何度かあったと思うが、まさかこのタイミングで紹介があるなんて。ご縁というものはわからないものだ。

「え、あの、はい。紹介いただけるんですね。」

「そうなんです。つきましては一度こちらのほうにお越しいただきたいと考えておりまして、もりおさんのご都合はいかがでしょうか。」

「予定、今すぐはよくわからないので折り返しご連絡します。」

「承知しました。ではご連絡お待ちしております。」

思わぬ吉報?に胸がどきどきしていた。たかが1人紹介してもらうというだけだが、自分にとってはモテ期到来である。

まだ見ぬどなたかと心愛さんを天秤に掛けるのか。こりゃもうどっちかだな。と一人妄想が暴走した。

なにはともあれ、ダメだと思っていた事からのV字回復は心にすさまじい高揚感を与える。早速予定の調整をしなければ。

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