LG電子、中国4大自動車メーカー「一汽」にEV部品供給

LG電子、中国4大自動車メーカー「一汽」にEV部品供給

 LG電子がこのほど、中国自動車大手の第一汽車(一汽)に電気自動車(EV)用のバッテリーパック、インバーター、ドライバーユニット(モーターなど駆動装置)などの重要部品を供給する契約を結んだことが21日までに分かった。一汽は昨年270万台余りを売り上げ、中国4大自動車メーカーの一角を占める。

 LG電子は中国自動車メーカーの東風汽車、吉利汽車に続き、一汽にも部品を供給することになった。具体的な納品規模は明らかにされていない。中国政府は最近、EV購入時に補助金を支給するなど、大気汚染防止に向け、EVの市場拡大に積極的に取り組んでいる。

 LG電子は2013年に自動車部品(VC)事業本部を新設し、積極的に事業を拡大している。昨年第3四半期(7-9月)には赤字規模を8億ウォンまで減らし、今年にも黒字転換が期待されている。

 今月初めに米ラスベガスで開かれた世界最大のIT展示会「CES2016」でも、LG電子は今後の有望事業として自動車部品を挙げた。LG電子の最高経営責任者(CEO)から昨年末にLGグループの新成長事業団長に移動した具本俊(ク・ボンジュン)副会長は期間中に米GMの発表会場に姿を見せた。発表されたGMの「ボルトEV」にLG電子の部品11種類が採用されているためだ。具副会長は「自動車のボンネットを開け、LGの部品を見せたいものだ」と話した。

チェ・ミンギ記者
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