金沢マラソン組織委員会は22日、金沢ニューグランドホテルで開かれ、第2回大会の実施計画案を了承した。ランナー募集では新たに1千人分の県民枠を設け、定員を1万3千人に拡大する。応援者を含めて県民の参加を促し、大会の地元定着を目指す。ペアでの申し込み制度も盛り込んだ。開催日は10月23日に正式決定し、4月5日に募集開始する。
第1回大会の抽選倍率は2・9倍と高く、参加者の約6割が県外となった。沿道応援者からは「知人が走ると応援に熱が入る」との声もあり、地元ランナーの増加が大会のさらなる盛り上がりにつながると判断した。
抽選では県民から優先して1千人を選ぶ。その上で県民枠の当選者を除いた全ての応募者で再抽選する。定員拡大に伴い、スタートブロックの拡張や手荷物搬送計画の見直しを行う。
ペア申し込みでは、2人1組を1件の応募として扱い、1組単位で当落を決める。第1回大会では夫婦や友人同士が2人で応募し、1人が落選したため、当選者も出場しなかった事例があったという。
このほか、国外ランナーの優先出場枠を1千人、出場権付きツアーの定員を500人に設定した。コース変更も決めた。