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人工知能使い研究論文の画像流用など判定
1月23日 11時11分

人工知能を使って研究論文に画像の流用などがないかどうかを自動的に判定するシステムを東京大学発のベンチャー企業が開発しました。
このシステムを開発したのは、研究者向けのソフト開発などを手がける東京大学発のベンチャー企業「LPixel」です。
コンピューターに研究論文に使う画像を入力すると、人工知能が画像に映ったモノの形状や明るさなど300以上の特徴から別の論文に使われた画像などに似たものがないか調べます。この人工知能には、与えられた情報を基にみずから学習する「ディープラーニング」と呼ばれる技術が使われていて、画像が加工されていても人の目では見つけられないような特徴を見つけ出し、画像の流用などをほぼ100%の精度で見つけ出せるということです。
このベンチャー企業によりますと、画像の流用などを見抜くためには複数の画像を見比べて確認する必要があるため、人間だけで対応するには限界があるということです。
ベンチャー企業の島原佑基代表取締役は、「研究に使われる大量の画像を管理する最適な方法はこれまでなかった。人工知能を使って流用を見抜くことで不正を排除し、科学の発展を支える土台作りをしていきたい」と話しています。

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