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中国の活動家に起訴されていない罪加えた判決1月23日 7時03分
中国の裁判所が著名な民主活動家に対して、検察が起訴していない罪を加えて言い渡した懲役6年の実刑判決が、このほど確定し、判決は不当だとして活動家の釈放を求めていた欧米や人権団体からの批判が一層強まりそうです。
実刑判決が確定したのは、中国の著名な民主活動家、郭飛雄氏、本名、楊茂東氏です。
郭氏は3年前、政治の民主化を訴える中国の新聞の記事が当局の指示で書き換えられたことに対して街頭で抗議活動を行ったことで逮捕され、広東省広州の裁判所は「公共の秩序を乱した罪」に、検察が起訴していない「騒動を引き起こした罪」も加え、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。
これに対して、欧米や人権団体からは裁判所が別の罪を加えた不当な裁判だとして郭氏の釈放を求め、郭氏も判決を不服として上訴していました。
ところが、郭氏の弁護士によりますと、2審に当たる裁判所は22日、「事実は明らかにされており、裁判を開く必要がない」として1審を支持する判決を示したということです。中国では2審制のため、郭氏の懲役6年の実刑判決が確定することになりました。
このところ、中国では、民主化や言論の自由を訴えていたコラムニストや弁護士などが相次いで実刑判決を受けていて、国際社会からの批判が一層強まりそうです。
郭氏は3年前、政治の民主化を訴える中国の新聞の記事が当局の指示で書き換えられたことに対して街頭で抗議活動を行ったことで逮捕され、広東省広州の裁判所は「公共の秩序を乱した罪」に、検察が起訴していない「騒動を引き起こした罪」も加え、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。
これに対して、欧米や人権団体からは裁判所が別の罪を加えた不当な裁判だとして郭氏の釈放を求め、郭氏も判決を不服として上訴していました。
ところが、郭氏の弁護士によりますと、2審に当たる裁判所は22日、「事実は明らかにされており、裁判を開く必要がない」として1審を支持する判決を示したということです。中国では2審制のため、郭氏の懲役6年の実刑判決が確定することになりました。
このところ、中国では、民主化や言論の自由を訴えていたコラムニストや弁護士などが相次いで実刑判決を受けていて、国際社会からの批判が一層強まりそうです。