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【サッカー】

U−23日本、きょう準々決勝イラン戦 DF室屋、相手エース潰す

2016年1月22日 紙面から

準々決勝のイラン戦に向け、練習する室屋(左)=ドーハで(共同)

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 【ドーハ(カタール)占部哲也】サッカー男子のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU−23(23歳以下)アジア選手権で日本は21日、準々決勝・イラン戦(22日)に向け、ドーハ市内の試合会場で最終調整に汗を流した。手倉森ジャパンにとっては2014年のU−22アジア選手権、仁川アジア大会で4強入りを逃した、苦い記憶が残る準々決勝となるが、過去は過去。DF室屋成(21)=明大3年=がイランのエースMFトラビ(21)を潰し、リオ五輪へ王手をかける。

 DF室屋が明大OBの日本代表DF長友佑都(29)=インテル・ミラノ=からエースキラーを襲名する。

 準々決勝で対戦するイランは左タッチライン際に立つA代表経験者のMFトラビから攻撃がスタートする。右サイドバック(SB)で対峙(たいじ)する今大会唯一の大学生プレーヤーは「相手のサイドハーフを抑えるのがSBの仕事。逆に(自分が攻撃的に)高い位置をとって下げさせたい」と闘志を燃やした。

 1次リーグは第1、2戦と連続で先発。第2戦タイ戦(16日)で左太ももを打撲して別メニュー調整が続いたが、「もう大丈夫。痛みもない」と全快を強調した。今大会、右膝に不安を抱えるA代表経験者の松原から先発の座を奪った。高い守備能力は尊敬する先輩・DF長友とも共通する。長友も10年南アフリカW杯でカメルーンのFWエトー、オランダのFWエリアと快足アタッカーを完封して、名を上げた。

 室屋は青森山田高時代に複数のJクラブからオファーを受けたが、明大に進学し、腕を磨いた。「大学では1対1の練習が多いので自信がある。一発勝負の準々決勝ですけど、いつもと変わらずやるのがベスト。攻撃的な守備をしたい」。イランA代表でも出場6試合で3得点のアタッカー相手でも一歩たりとも引く気はない。

 一方で、入れ込みすぎてはいない。決勝トーナメントを見据えてPK練習も行われている。練習では外す場面もあるが、「(青森山田高の)先輩のGK櫛引さんの調子を上げるためですよ」と笑みを浮かべる余裕も見せた。室屋が昨年10月にハリル・ジャパンから1得点したイランのトラビを潰し、五輪出場へ王手をかける。

 

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