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 パキスタン北西部チャルサダの大学が武装集団に襲われたテロで首謀者とみられる男が22日、ビデオ声明を出した。学校や大学などの教育機関を「反イスラムの温床」とみなし、無差別攻撃を続けると予告した。

 声明を出したのはパキスタン・タリバーン運動(TTP)の一派で北西部ペシャワル周辺を担当するカリファ・オマール・マンスール幹部。20日のテロで、朝日新聞通信員らに電話で犯行声明を出していた。TTP指導部は同日、関与を否定する声明を出している。

 映像は、実行犯とされる4人と同幹部が並んだ写真を映し出した後で演説。「神の権威と戦う軍部、イスラム法に反する法律を作る議会、法律を適用する裁判所を狙う代わりに、そこに人材を供給するすべての大学や学校をパキスタン全土で攻撃する」と述べた。

 TTPはアフガニスタンの反政府勢力タリバーンと同様、女子教育を否定してきたが、少なくとも一部は敵視する対象を教育全体に広げ、さらに過激化したことをうかがわせる。

 軍当局はまた、実行犯が犯行時にアフガンの電話番号と通話していたと発表。シャリフ陸軍参謀長は21日、アフガンのガニ大統領に電話し、「アフガン国内のTTP一派が遠隔操作した」と対応を求めた。(イスラマバード=武石英史郎)