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 予約の取りづらいホテルの宿泊予約を取り、宿泊券をインターネットのオークションサイトで販売して利益を得たとして、警視庁は、岐阜市茶屋新田、会社員清水克真容疑者(44)を旅行業法違反(無登録営業)の疑いで逮捕し、22日発表した。「簡単にできた。お小遣い感覚で繰り返した」と容疑を認めているという。

 渋谷署によると、清水容疑者は、京都や箱根、熱海などの人気リゾートホテルに自ら予約を入れた宿泊券を、ヤフーオークションに出品。2014年12月16日ごろ~15年9月14日ごろの間、10人に計約20万円で販売した疑いがある。宿泊予約を入れて販売する行為は旅行業法が定める営業にあたり、登録が必要という。

 宿泊券はホテルの会員用に配られたもので、同じオークションサイトから約3千円~5千円で買い取り、予約を入れたうえで約1万円~1万9千円で転売していたという。同様の手口で、12年ごろから1千万円ほどを売り上げていた、と署はみている。