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韓国大統領 北朝鮮除く5か国で協議開催も検討1月22日 20時49分
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韓国のパク・クネ(朴槿恵) 大統領は、北朝鮮の核問題を話し合う6か国協議が7年間、開かれていないことを踏まえ、北朝鮮を除いた5か国での協議の開催も検討して、北朝鮮の非核化に向けて取り組むべきだという考えを示しました。
韓国のパク・クネ大統領は、22日、ソウルの大統領府に集まった閣僚などを前に北朝鮮が先に行った核実験について、国際社会が明白なメッセージを打ち出すことが重要だと強調しました。そのうえで北朝鮮の核問題を話し合う6か国協議について、2008年12月以来、7年余り開催していないとして「協議が開かれたとしても北の非核化に役立たないなら実効性に問題があると言わざるをえない」と述べました。そして、「北を除く5か国での協議を試みるなど多様な方法を探るべきだ」と述べ、日本、アメリカ、中国、ロシア、韓国の5か国の代表による協議の開催も検討して、北朝鮮の非核化に向けて取り組むべきだという考えを示しました。
韓国としては、5か国による協議を開くことで、非核化の話し合いに応じない北朝鮮に圧力をかけるねらいがあるものとみられます。
また、ユン・ビョンセ(尹炳世)外相は22日開いた記者会見で「中国側にはことばだけでなく行動で示す時だと強調している」と述べ、北朝鮮に圧力をかけるためには今後、中国政府の積極的な関与が欠かせないという考えを示しました。
韓国としては、5か国による協議を開くことで、非核化の話し合いに応じない北朝鮮に圧力をかけるねらいがあるものとみられます。
また、ユン・ビョンセ(尹炳世)外相は22日開いた記者会見で「中国側にはことばだけでなく行動で示す時だと強調している」と述べ、北朝鮮に圧力をかけるためには今後、中国政府の積極的な関与が欠かせないという考えを示しました。