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国連幹部 PKOで自衛隊の役割拡大に期待
1月22日 22時43分

安全保障関連法によって国連のPKO=平和維持活動で他国の部隊などを救援するいわゆる「駆け付け警護」などが可能になることについて、国連の幹部は「すべてのPKO活動の隊員の安全を改善するものであれば、非常に歓迎すべき進展だ」と述べ、日本の役割の拡大に期待感を示しました。
ことし3月に施行される安全保障関連法では、他国の部隊などを救援するいわゆる「駆け付け警護」や外国軍隊とともに宿営地を防護するなどの新たな任務が定められています。
これについて、国連でPKO活動の支援部門のトップ、アトゥール・カレ事務次長は22日、都内でNHKのインタビューに応じ「1国だけでなく、すべてのPKO活動の隊員の安全を改善するものであれば、非常に歓迎すべき進展だ」と述べました。
その理由としてカレ事務次長は、PKO部隊が武装勢力のいる地域に派遣されるケースが増え、攻撃を受けることもあるとして、「隊員の安全を守ることが極めて重要になっている。隊員1人に対する脅威がその国におけるすべてのPKO活動に対する脅威になるからだ」と述べ、日本の役割の拡大に期待感を示しました。
「駆け付け警護」などの自衛隊の新たな任務を巡っては、防衛省はことしの秋以降、南スーダンでの国連のPKO活動に派遣する部隊に付与するかどうかが、判断が必要な最初のケースになるとしています。

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