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カイロ近郊で爆発 IS支部名乗る組織が声明1月22日 22時08分
エジプトの首都カイロの近郊にあるアパートで爆発があり、警察官や市民など6人が死亡した事件で、過激派組織IS=イスラミックステートの支部を名乗る組織が、みずからの犯行だと主張する声明を出しました。
エジプトの首都カイロの近郊で21日、警察がアパートを捜索していたところ、爆発が起き、警察官や近くにいた市民など合わせて6人が死亡しました。
この事件で過激派組織ISの支部を名乗る組織が22日、インターネット上に声明を出し、「爆弾を仕掛けた建物に警察を誘い込んだ」として、みずからの犯行だと主張しました。
一方、エジプト内務省はこのアパートにはイスラム組織、ムスリム同胞団の拠点があって、捜索に入った警察官が爆発物を見つけ、処理しようとしたところ爆発したとしています。
エジプトでは、いわゆる「アラブの春」を経て、選挙で選ばれたムスリム同胞団出身のモルシ元大統領が3年前、軍による事実上のクーデターで政権の座を追われて以降、軍を後ろ盾に成立したシシ政権が同胞団などのイスラム勢力を弾圧してきました。
これに対して、イスラム勢力の一部が過激化し、ISも勢力を伸ばしていて、国内各地でテロが相次いでいます。特に今月25日でムバラク政権が崩壊するきっかけとなるデモが始まった日から5年を迎えるため、治安当局は警戒を強めています。
この事件で過激派組織ISの支部を名乗る組織が22日、インターネット上に声明を出し、「爆弾を仕掛けた建物に警察を誘い込んだ」として、みずからの犯行だと主張しました。
一方、エジプト内務省はこのアパートにはイスラム組織、ムスリム同胞団の拠点があって、捜索に入った警察官が爆発物を見つけ、処理しようとしたところ爆発したとしています。
エジプトでは、いわゆる「アラブの春」を経て、選挙で選ばれたムスリム同胞団出身のモルシ元大統領が3年前、軍による事実上のクーデターで政権の座を追われて以降、軍を後ろ盾に成立したシシ政権が同胞団などのイスラム勢力を弾圧してきました。
これに対して、イスラム勢力の一部が過激化し、ISも勢力を伸ばしていて、国内各地でテロが相次いでいます。特に今月25日でムバラク政権が崩壊するきっかけとなるデモが始まった日から5年を迎えるため、治安当局は警戒を強めています。