靖国神社、金属製パイプ、燃焼の威力で天井突き破り(2016/01/22 11:55)

 東京・靖国神社で爆発音がした事件で、燃焼した金属製のパイプが天井裏の奥から見つかっていたことが分かりました。燃焼の威力で天井を突き破り、さらに奥まで転がった可能性があります。

 全昶漢(チョン・チャンハン)容疑者(27)は去年11月、黒色火薬を金属製のパイプに詰めて不法に所持し、靖国神社で爆発・燃焼させた疑いで22日朝に送検されました。パイプは天井裏から見つかりましたが、その後の捜査関係者への取材で、天井に開いた穴から離れた場所にあったことが新たに分かりました。黒色火薬の燃焼で天井を突き破った後、さらに奥まで転がった可能性があります。一方、タイマー付きの装置は、金属製パイプとは離れた便器に残されていました。これまでの検証でパイプがベニヤ板を突き破ったこともあり、警視庁公安部は、爆発物取締罰則違反の疑いも視野に慎重に調べる方針です。

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