LG電子が米国市場で「LG」ブランドを使わず、新ブランドで台所用のビルトイン家電に参入する。
LG電子は19日に米ラスベガスで開幕した見本市「2016台所・浴室用品展示会」で高級ビルトイン家電ブランド「シグナチャー・キッチンスイート」を発表し、同分野で5年以内にトップ5のブランドを目指すと宣言した。
LG電子の生活家電事業を担当する趙成珍(チョ・ソンジン)社長は、「LG」というブランドを使用しなかった理由について、「限界を打ち破るためだ」と述べた。1セット2万ドル(約233万円)を超える超高級製品を販売するためには「既存のLG顧客以外に新たな顧客にアプローチし、差別化された商品力とサービスを示さなければならない」と考えたからだ。趙社長は「未来世代のための新たな冒険であり挑戦だ」と語った。
LG米国法人の趙周完(チョ・ジュワン)社長は「米家電市場で最も急速に成長しているのがスーパープレミアム家電だ。高い製品力、3年間の品質保障、24時間対応のコールセンターなど差別化されたサービスでサブゼロ、モノグラム、ミレーなど先行メーカーを追撃する」と述べた。