与党・セヌリ党の金乙東(キム・ウルトン)最高委員は20日、安倍晋三首相が従軍慰安婦の強制性を否定したことについて、「安倍首相特有の『二重的DNA』を如実に現している」と激しく非難した。
金最高委員は同日、国会で開かれた最高重鎮連席会議で「安倍首相は18日、東京都内の議事堂で日本軍による慰安婦強制連行は証拠がないという不合理な妄言を繰り返し、韓国国民を怒らせている」として、上の通り発言した。
そして、「韓日両国の慰安婦合意文発表は、日本の真の反省と謝罪を根拠にしたものだ。職業売春婦だったという妄言でも飽きたらず、安倍首相自ら従軍慰安婦強制連行の証拠がないと妄言を発した事実に、歴史的真実を歪曲(わいきょく)しようとしているのではないかとの疑念を打ち消せない」と指摘した。
さらに、「従軍慰安婦の強制性は天が真っ二つに裂けようとも否定できない歴史的真実だ。安倍首相は妄言よりも韓日両国が困難の末に成し遂げた慰安婦合意に進展性を持たせ、より責任ある姿勢を見せるべきだ」と注文した。