【証拠画像】甘利明TPP担当大臣に賄賂疑惑！多数の現場写真、音声録音で言い逃れは不可能か！？「甘利明は現金をスーツにしまったのです！」

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菅義偉官房長官、麻生太郎財務大臣と並び、安倍政権の中核を担う「甘利明」TTP大臣に重大な賄賂疑惑が発覚したことを週刊文春（1月28日号）が報じている。
甘利明大臣と言えば、難航していたTPP交渉を大筋合意に導き、タフネゴシエーターとして評価を高め、安倍晋三内閣総理大臣からも信頼の厚い人物である。

今、まさに山場を迎えているTPP関連法案審議の超重要人物に政治とカネの黒い噂が。。。
しかも写真やメモ、音声録音まで賄賂をもらっていた証拠が残ってるというではないか。

週刊文春の突撃インタビューでは、賄賂として現金を受け取った事実はあるのか？という問いに対し「知らないで～す」というふざけた回答をした甘利明。
しかしながら現金を受け取り自身のスーツの内ポケットに忍ばせたのは事実のようだ。

とういことで、甘利明TPP大臣の賄賂疑惑の一連の騒動を見て行くことにしよう。

甘利明のプロフィール

まずは今回の主役、甘利明のプロフィールを簡単におさらい。

名前：甘利明

生年月日：1949年8月27日

出身地：神奈川県厚木市

出身大学：慶應義塾大学法学部

自由民主党政務調査会長（第54代）、労働大臣（第67代）、経済産業大臣（第7・8代）、内閣府特命担当大臣（規制改革）等を歴任した。
戦国時代の武田氏の重臣で知られる甘利虎泰の子孫である。
元衆議院議員の甘利正は父

その他の登場人物は以下の通り。

一色武

甘利明、及び甘利事務所に賄賂を渡した張本人。
今回のスキャンダルの告発者。
千葉県白井市にある建設会社「S」の総務担当者。

清島健一

大和事務所所長。
甘利側の窓口であり、甘利大臣と共に賄賂をもらっていたとされる疑惑の人物の一人。

国士舘大学を卒業後、2002年から江田憲司衆議院議員（現・維新の党）の事務所で秘書となる。
その後、2003年に甘利事務所に移り2011年には公設第一秘書となり、現在は甘利明の地元、大和事務所の所長を務めている人物。
甘利大臣の母が亡くなった際に遺産処理も手伝ったほど甘利明からの信頼は厚い。

鈴木陵允

政策秘書。
以前は別の自民党衆院議員の事務所にいたがもっぱら運転手だった。
甘利事務所に移ってからは甘利明の夫人のお気に入り。
鈴木氏も賄賂を受け取っていたとされる人物の一人。

では、甘利明、賄賂騒動の全貌を順をおって整理していこう。

「甘利明に現金50万円渡しました。。。」突然の賄賂告白の理由とは？

「この日、私は甘利大臣に現金50万円を渡しました」という刺激的な一文で始まっている週刊文春のスクープ記事。

ことの発端は上記登場人物の一人である一色武が務める建設会社「S」（千葉県白井市）がUR（独立行政法人都市再生機構）との間でおこった補償交渉において交渉を有利に進めるために甘利明大臣や清島健一所長、鈴木陵允秘書らに口利きを依頼したのがその始まりだ。

もちろんその見返りとして現金を供与しているもだが、その額実に1200万円にものぼる。
とはいえ、このようなコトをリークしてしまうと一色武氏自身も無傷ではいられない。

ではなぜ証拠写真や音声録音をこのタイミングで暴露するに至ったのか。

利益供与をしたわけですから、事実を話すことで自分が不利益を被ることは承知しています。

しかし、安倍政権の重要閣僚でTPP交渉の立役者ともてはやされた甘利大臣や、それを支える甘利事務所の秘書たちが、数年もの間、金をとるだけ取って、最後は事をうやむやにしようとしている姿に不信感を抱くようになったんです。
「ウチ（甘利事務所）が間に入りますから」というような甘い言葉を私にかけては、金をタカってきましたが、それは支援者に対する誠実な態度といえるのでしょうか。
私は、彼らのいい加減な姿勢に憤りを覚え、もう甘利事務所とは決別しようと決心したのです。

ということらしい。
要するに、政治家を裏で金を使って動かし自社の利益を享受しようとしたが金だけとって結局何にもしなかった。。。
もれ以上彼らに金だけとられるのはもうたくさんだ！ってところでしょうか。

建設会社「S」とUR（独立行政法人都市再生機構）とのトラブルとは

甘利明が絡んでいる、千葉県の建設会社「S」とURは道路建設を巡ってトラブルになっているとのこと。
具体的には、千葉県企業庁が「県道千葉ニュータウン北環状線（清戸地区）」の道路建設用に土地を買収し、その道路建設をURに委託し工事をしていたのだが、主に以下の点で問題が生じてしまった。

■もともとS社が地主から借りていた道路建設予定地の一部を地主が勝手にURに売却してしまった。

■実際に工事が始まると、工事の振動でこの道路建設用の土地と隣接するS社の建物がゆがんだり、コンクリートにヒビが入ってしまった。

で、上記の問題を解決するためにS社とURの間で補償の話が持ち上がった。
しかしながら、交渉は難航し一向に進展する気配がない。

そこでS社の総務を担当している一色武が頼ったのが甘利事務所だったのだ。

500万円を口利き料として甘利事務所に納めるも300万円は政治資金収支報告書に計上されず

一色武が清島健一所長を訪ねたのは2013年5月9日。
事の経緯を話すと「あたしが間に入ってシャンシャン」しましょうと言ったという。

清島所長はまずURに内容証明を送ることを提案。
そうすることで事実関係が明確になれば甘利事務所も介入しやすいと説明された一色氏はその通りにすることに。

清島健一はまず、ベテラン秘書の宮下忠士を横浜市にあるUR本社に向かわせたという。
そして、その時に対応したURの担当者の名刺のコピーを持参し一色武氏に経過報告を報告。
URに口利きを依頼してから約1ヶ月後の6月14日のことだ。

結果として、甘利事務所が動いたお蔭でS社は補償金として約2億2000万円ものお金を手にすることに。
この時に見返りとして甘利事務所に渡した現金は500万円。

事務所を入った右手に応接室があり、そこで現金を出すと、所長はスタッフがいる広い部屋に行き、大きな声で「一色さんは約束を守る人だね」と現金を見せびらかしていました。

しかし、この現金500万円の領収書が不可解だったという。

所長が領収書を持ってきてくれたのですが、なぜか100万円と400万円に分けていました。
発行元はいずれも自由民主党神奈川県第13選挙区支部で、宛名はS社でした。

さらに数日後、清島健一は謎の行動をとる。
領収書の発行元を変えてほしいというのだ。

所長が先日の100万円の領収書をコレに替えてほしいと、自民党神奈川県大和市第2支部が発行する100万円の領収書をもってきました。
この支部の代表である藤代優也県議は甘利氏の元秘書です。
所長が新たに発行した領収書の日付は9月6日になっていました。

500万の領収書を100万と400万に分け、後日発行元と発行日を変更してほしいと願い出た清島健一。
では、政治資金収支報告書はどうなっていただろうか。

実際はS社名義で自民党神奈川県第13選挙区支部には8月20日付で100万円、神奈川県大和市第2支部には9月6日付で100万円の政治献金がなされている。
なんと、一色武が見返りとして渡した500万円のウチ、300万円が闇に葬られていたのだ。。。

甘利明、50万円現金を受け取り自身のスーツに忍ばせる

一色武が甘利事務所に500万円のお礼をした約3ヶ月後の11月14日。
清島健一の取り計らいにより、一色武と、S社の社長は議員会館で甘利明大臣と面会することになった。

その際に、一色武は甘利明に直接現金50万円を手渡したというのだ。。。
まさに賄賂w

うちの社長が、桐の箱に入った「とらや」の羊羹と一緒に紙袋の中に、封筒に入れた現金50万円を添えて「これはお礼です」と言って甘利大臣に手渡しました。
紙袋を受け取ると、清島所長が大臣に何かを耳打ちしていました。

すると、甘利氏は「あぁ」と言って50万の入った封筒を取り出し、スーツの内ポケットにしまったのです。

この時に手渡した50万円の札のナンバーはすべてコピーし保管しているという。

甘利明事務所、再びS社とURとの補償交渉の口利きをする

ここで事態が収束していれば甘利明の賄賂騒動は永遠に闇に葬られていた可能性が高い。
ところが、S社とURとのトラブルはこれだけでは終わらず、さらに巨額な補償問題へと発展していくことになる。

というのも、URの道路工事により建設中の道路に面しているS社の敷地のコンクリートにいくつもの亀裂が入ってきたというのだ。
業務に支障をきたすと判断したS社はURに抗議。

コンクリの補償を巡り再び補償金交渉をするはめになる。

中でもやっかいだったのは、このS社の敷地の下に大量の産業廃棄物が埋まっていたことだった。
加えて、S社は2014年に行政機関からコンクリを剥がした場合は地中に埋まっているすべての産業廃棄物を取り除くよう文章で指導されていたのだ。
そのためコンクリを補修するとなるとその下に埋まっている大量の産業廃棄物を取り除く必要があり、そのためには100億円以上かかる計算になる。

しかしながらURから提示された補償金は約1億3000万円だったという。
これでは到底コンクリの補修ができない。。。

そこで一色武は再び甘利事務所に助けを求めることに。

再び甘利明、賄賂として現金50万円を受け取る

2014年2月1日、一色武は甘利明大臣に直接今回の案件を説明するために大和事務所を訪れる。
そこで事前に清島室長から指示されていた要点をまとめたA4用紙2枚を持参し甘利大臣に説明すると「これ（資料）、東京の河野君（現・大臣秘書の河野一郎氏）に預けなさい」と清島所長に指示をしたとのこと。

その後、清島健一が一色武に「例のものを。。。」と小声で言うのでまたまた甘利明に現金50万円の入った封筒を渡すことに。
もちろん甘利明はガッツポーズw

「ありがとう」と言って封筒を受け取りましたとさ。
この時、甘利大臣と一色氏は記念撮影をしているのだが、その時の写真がこちら。

ってか何の記念なんだろうか。。。
甘利明なんかと握手してもねー。

甘利明の握手券なんか100円でも誰も買わないって笑

でもって、一色武は自分の身を守るためもあって甘利明に手渡した50万円の札ナンバーをすべてコピーしてたという。
こちらがその証拠写真だ。

ちなみに、この50万円は一色武が甘利明と会う3日前に横浜銀行東海大学駅前支店でピン札に替えたモノだそうだ。

URとの補償交渉は進展せず。。。さらに金を要求し始める甘利事務所の人たち

一色武が直接甘利明大臣に事情を説明してから数か月が経過したが、交渉は一向に進展する気配がなかった。
そして約5ヶ月半後の7月半ばから清島健一は毎週のように一色武と会うことになる。

もちろん接待を受けるためだ。
キャバクラやフィリピンパブによく食事に行ったという。
当然経費はすべて一色氏持ち。。。

そして、甘利事務所の鈴木陵允が補償交渉に加わり始めたのはちょうどこの頃だ。

清島健一、金銭提供の依頼をする

2014年11月20日、一色武は清島健一から金銭提供の依頼を受けることに。
選挙には金がかかる。
ちょうど衆院選の1ヶ月前だ。

URとの交渉に尽力してくれる清島所長の頼みとあって、S社と私の名義で50万円ずつの寄付をすることにしました
（一色氏）

しかし・・・
収支報告書に記載されているのはS社からの50万円のみであり、一色武が寄付をした50万円に関しては政治団体として届け出のない「甘利明事務所」と書いた手書きの杜撰な領収書を発行しただけだった。
またしても50万円がどこかに消えることに笑

商品券購入費30万円にフィリピンパブでの食事、さらには高級レクサスまで要求

甘利明の秘書たちの要求はさらにエスカレートしてくる。

国交省の局長に口利きを依頼するので商品券5万円を用意してほしいというのです。

国交省の役人に渡す商品券が必要だというので30万円を所長に渡しています

鈴木氏からは高級車レクサスを要求されたこともあります・

清島所長とは毎週のようにメシを食い、フィリピンパブにもよく行きました。
経費はすべて私持ちです。

このような口利きに対する見返りとして一色武が清島健一、鈴木陵允に渡した経費は210万円。
飲食費か160万円になるという。
これは2015年の数字であり、2014年は経費として455万円を手渡しているという。
もちろん飲食費は別であり、2014年に一色武が甘利明の秘書たちに使った飲み食い代は211万円にものぼるという。

甘利明の秘書、清島健一を突撃インタビュー

今回週刊文春が渦中の人物、清島健一を突撃インタビューしているので少し見てみよう。

週刊文春

一色氏から何度も現金をもらっていますよね。

清島健一

いや、もらってないです。

週刊文春

現金をもらいURに働きかけをしていたか？

清島健一

問い合わせという形でやっている形なんですよ。

週刊文春

大和事務所で大臣が50万円を受け取った？

清島健一

それはですね、私たち介入していないことなんで

週刊文春

では、渡したのはご存知なのですね？

清島健一

渡したのは封筒ですか？
それはパーティ券として使ってくださいと渡されていますので

週刊文春

大臣室でとらやの羊羹と50万円を受け取った？

清島健一

S社の社長が献金という形で持ってきたのではないですか

週刊文春

国交省の局長に話をつけるからと言って一色氏からお金を受け取った？

清島健一

それは知りません

週刊文春

外国人のビザ申請で20万円を受け取った？

清島健一

それは私、知りません

※
週刊文春に張り込まれているのを知らず外国人のビザ申請で20万円を受け取ってニヤニヤしている清島健一氏。

アウトですw

週刊文春

大臣は一色氏の産廃の件は知っている？

清島健一

知らない

清島健一は週刊文春の記者による質問に終始動揺していたという。
2013年の300万円の不記入について尋ねると最初は「パーティ券で処理している」と答えていたのに再度質問すると「計上ミスかもしれない」と説明していたという。
さらに、400万円の領収書を見せるとと狼狽し慌ててスマホで領収書を撮影していたという。

とにかく、一色氏の告発と食い違う点がかなりあるので甘利側としてはかなり焦っているようだ。
というのも、一色武は自分の身を守るためもあり、やり取りのすべてを録音しており毎回いつどこで誰と会ったかなど事細かくメモをしているのだ。
そのメモや資料は膨大な量があり、録音記録は50時間以上もあるという。

これだけ証拠がそろっていれば、甘利陣営の嘘はすぐに暴かれることになるだろう。。。

まとめ.

「甘利明TPP担当大臣に賄賂疑惑！多数の現場写真、音声録音で言い逃れは不可能か！？」はいかがだったでしょうか。
TPP交渉で評価を上げた甘利明の衝撃の賄賂騒動。
安倍政権のコアメンバーであるだけに政界に与える影響も大きそうだ。

ちなみに、国会議員や秘書が国が資本金の2分の1以上を出資する法人が締結する契約などについて、請託を受け、権限にもとづく影響力を駆使してその法人の職員に
その職務上の行為をさせるようにあっせんし、報酬を得ることは、あっせん利益処罰法違反となる。
そう、彼らのやったことが事実であれば違法なのだ。
※URは国交省のほぼ全額出資

甘利明は、50万円受け取ったのか？という質問に対し「知らないで～す」と語尾を伸ばして答えているそうだが、知らないで～すの一言ではすまない事態であろう。
事実確認をし、国民に嘘偽りない詳細を説明する必要は大いにある。

事と場合によっては責任の取り方も問われるであろう。

- その他