日本人観光客だけでなく、外国人観光客もよく行くお城や寺といった観光名所。
こういったところの入場料って2016年現在でもまだまだ現金払いが主流なんですが、これでは特に外国人観光客にまったく優しくありませんよね。下手すると10~15%くらいの外国人が日本円を保有していなくて入場を諦めているんじゃないかと、観光名所にいく度にヒヤヒヤしてしまう私です。
- 現金を持ち歩いていた外国人観光客:入場できる
- 現金を持ち歩かない外国人観光客:入場できずに諦める
そんな中、世界遺産にもなっている姫路城でやっと…2016年2月1日よりVISAやMasterCard決済を導入を決定したようです。三井住友カードがニュースリリースにて報じました。
姫路市(市長:石見 利勝)は、三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:久保 健、以下:三井住友カード)と提携し、姫路城の入城料をクレジットカード(Visa・MasterCard)で決済できるサービスを、2016年2月1日(月)に開始いたします。 (中略)
姫路城の入城窓口にクレジットカード決済端末を導入し、Visa・MasterCardブランドのクレジットカード決済に対応いたします。これにより、訪日外国人をはじめとする観光客の利便性が向上し、より快適に姫路城を観光して頂けるようになります。
なぜこれほどまでに導入が進まないのか?
まぁ導入を決定した姫路城&姫路市には感謝感謝ですが、ほんとこういったお城や寺ではなぜこうも、入場料のクレジットカード払いを頑なにすすめていかないのでしょうか?
正直、観光名所なんて利益率が高めな商売なのですから、3%程度の加盟店手数料なんて負担にすらならないはず…ほんと疑問で仕方ありません。
加えて三井住友カードが姫路城にカード決済を導入できたことを喜んでニュースリリースしているところをみると、カード決済機だって有名観光名所であればカード会社が無償で提供してくれるはず。そのため、必要なのはクレジットカードの加盟店手数料負担だけなんですよ。
カード決済を導入するだけでお客さんは増える:
また、先日記事にした下記のデータのように、今や言うまでもなく外国人観光客は増加傾向。
そして彼らはクレジットカード払いできるかどうかで店選びをしているという情報もあるくらいなので、手数料が惜しいのか、それとも入場料を徴収する人材がカードバラいに不慣れなのかはわかりませんが、観光名所を運営している市区町村が今すぐにでもカード決済を導入してほしいなと思います。
それだけで驚くほど簡単に観光収入は増加し、市区町村の歳入は増加するでしょう。
観光立国を目指すならもっとカード決済の導入を:
この先、日本が観光立国になるためにも是非、各地方自治体が協力して、こういった施設や名所にカード決済を導入していく流れになっていってくると、個人的にも嬉しいなと思います。そして今回の姫路城のカード決済導入が、その起点になるといいですね。
以上、観光客がよく行くお城や寺の入場料は現金払いばかり…。そんな中、世界遺産の姫路城がクレジットカード決済導入を決定したという話題でした。
参考リンク:
小規模な寺や神社、美術館などは加盟店手数料の安いモバイル決済を導入してみてはいかがでしょうか?スマートフォン携帯やタブレット端末があるだけで簡単にクレジットカード払いを受け付けられるようになりますよ(詳しくは下記記事にて)。