ながさき平和大集会
第27回 ながさき平和大集会


日 時 2015年6月28日(日)13:30〜15:30
場 所 原爆資料館ホール
主 催 ながさき平和大集会実行委員会
共 催 長崎平和推進協会
 
高校生1万人署名実行委員会
「17代高校生平和大使を卒業して現在、長崎大学に通っています。 だたいまより集会を開催します。 
 原爆や戦争の犠牲者のご冥福と平和な世界の実現を願って、黙祷をお願いします。」


ながさき平和大集会実行委員会 代表委員
(長崎市退職女性教職員連絡協議会)
「70年前をふと思い出しました。 私が被爆したのは中学生の頃。 平和運動をするために生かされて
 いるんだと、一生懸命やってきました。 核兵器は依然としてたくさん残っておりますが、いずれ世界
 中平和になるだろうと願いながら信じて、みなさんと長崎から平和にむけて運動を続けていきたい。」
 
田上富久 長崎市長 
「5年前のNPTに一緒に行った高校生の言葉で、伝えれば伝わるという言葉を大事にして伝え方も、
 もっと工夫して広島・長崎だけでなくアメリカ人も一緒に核兵器を無くしていこうと、たくさんの仲間
 をつくるのも大切です。 今回、長崎からもたくさん参加して、次にやっていく事のヒントになったニ
 ューヨーク。 アメリカ人のたくさんのスタッフも協力してくれました。 想いを広げて核兵器のない
 世界に向けて、いろんな工夫をしてチームナガサキでこれからも続けていきたい。」 
ながさき平和大集会実行委員会 事務局長
「地道に平和活動を行ってきた人を表彰する第8回秋月平和賞・受賞式を行います。 受賞者は
 被爆し家族を亡くしており、厳しい人生を送られた方です。 爆心地近くの復元地図を作成して
 今も大きな役割をはたしています。 秋月さんと本集会の設立にも尽力されました。」


長崎証言の会 代表委員
「このたび私が頂く事になり、誠にありがたくお受けしたい。 1軒1軒を空白の地図の上にしるし
 無我夢中で取り組みました。 これからも残された人生、いのちのある限りがんばっていきたい。」
被爆者歌う会 ひまわり 
「11年目にして初めてニューヨークへ行き、3カ所で歌わせて頂きスタンディングオベーション
 で戸惑う体験をしてきました。 10月にはドイツでコンサートを行うので、嬉しい思いです。
 『もう二度と』『浦上』、平和の原点の歌『WeNever forget』を聞いてください。」


長崎平和大集会実行委員会 代表委員 (NTT労組退職者の会 長崎地区連絡協議会)
「被爆者の高齢で継承の問題がありますが、長崎については成功を収めつつあると思います。
 想いを込めて運動を今後も一緒に続けて、世界に訴えていきたい。 
 今日は、多数の参加ありがとうございました。 これで閉会します。」
第17代 高校生平和大使 (高校生1万人署名実行委員会)
「国際機関やユニ・グローバルユニオンなどを訪問し、平和大使がスピーチして国連軍縮会議で
 も若者としての声を、世界に向けて発言してきました。 先輩方がこれまで17年間、届けた署
 名が積まれていました。 積み重ねを感じて、責任が大きくある事を感じました。」


第18代 高校生平和大使 (高校生1万人署名実行委員会)
「被爆3世です。 祖父の被爆体験をもとに、被爆の想いを伝えていかないと強く持ち応募しまし
 た。 被爆者の想いを受け継いでいる高校生のバトンを、世界に繋いでいく年にしていきたい。
 一生懸命がんばるので、応援してください。」 
  
こども平和の集いのみなさん 『原子雲の下に生きて』 (長崎県教職員組合 長西総支部)
「原爆に沖縄戦にイラク戦など、毎年テーマを決めて学校の枠を超えてきました。 朗読劇をします。」 
第1回秋月ユース平和賞・授賞式 選考委員長
「ユースという言葉を調べると、若者、青年と出てくる。 今回、小学生の応募はありませんでした。 
 テーマは祖父母や人から聞いた戦争体験と、平和を考えてみようという2つ。 173人の作品を
 読ませて頂きました。 最優秀賞の2人に朗読してもらいます。」


長崎市立小ヶ倉中学校 3年生女子生徒
「私は憲法9条は改正すべきでないと考えます。 真っ先に戦争に行くのは自衛隊と若い世代の男
 性では少子化の中、日本の経済は崩れるのではないでしょうか。 集団的自衛権など認めるべき
 ではありません。 全国の1人ひとりが平和の世を願う事を望みます。」


長崎県立猶興館高等学校 1年生男子生徒
「祖父が被爆した事実は今もあるのです。 70年間平和国家として歩んできた道が失われようと
 していることは、多くの被爆者の想いを裏切る行為です。 全世界が願うのは恒久平和です。
 今の平和は、先の大戦で多くの犠牲があったという事を忘れてはいけません。」