JR中央線立川駅から徒歩2分、多摩市モノレール線立川北駅からは徒歩1分の便利な立地にある「まき歯科クリニック」。ビルの5階にある同院の診療台からは、大きな窓越しに駅前の風景が望める。「クリスマスの時期には立川駅のイルミネーションが見えてきれいですよ」と気さくに話をしてくださる牧野雅昭院長。兄である先代が11年前に開業し、6年前にこの医院を引き継いだ。最初は歯科医師という仕事の魅力がわからなかったと言う牧野院長だが、歯科の面白さに気がついてからはこの道一筋にまい進してきた。歯の治療を通して、患者さんとのコミュニケーションを大切にしており、常にわかりやすい説明を心がけている。歯科医師をめざした経緯、同院の今後の展望、趣味のことなど多岐にわたる話を聞いた。
(取材日2015年12月25日)
―こちらの医院が開業されたのはいつですか?
僕の兄がこの地に歯科医院を開業したのが11年前です。兄がやりたい診療内容を実現するために広いスペースが必要になり、ここは少し手狭になってしまいました。父がもともと開業していた西八王子の医院は敷地も広かったので、兄はその医院を継ぎ、6年前に僕が同院を引き継ぎました。
―歯科医師のご家族の中で育たれたのですね。
子どもの頃から父の背中を見て育っているので、漠然と「同じ道に進むのかな」という思いはありました。僕が小学校に入学するまでの6年間、父の歯科医院は実家に隣接していたので、いつも父の仕事を見ていましたね。父は風邪をひいて熱が出ても患者さんを診ていましたし、患者さんが寝たきりになったら患者さんの家へ行って治療していました。まだ訪問診療という言葉もなかった時代です。僕が荷物を持って一緒に行っていたのですが、「患者さんのところへ行くんだよ、行かなくちゃ駄目なんだよ」という父の言葉を聞いているうちに、自分の中の常識がどんどん出来上がっていきましたね。訪問診療をやっていたわけではないのですが、患者さんが寝たきりなのだから、自分で道具を持って行ってできる範囲で治すというのが父の姿勢でした。そういう思いでやっていたので、父の手作りみたいな診療になっていたと思います。
―やはり自然とご自身も歯科医師をめざされていたのですか?
小さい頃は歯科医師の道を考えてはいましたが、高校生の頃はやりたいとは思っていませんでした。兄がすでに歯科医師になっていましたし、僕は文系の高校に進学して弁護士がいいなと思っていた時期もありましたね。ですが、父に「お前も歯科医師になれ」と言われたこともあり、進路を理系に変更して勉強し直し、歯科大学に入りました。歯そのものに興味があって歯科医師になりたいと思っていたわけではなかったので、最初の一般教養を学ぶ間は、「歯医者って何がいいんだろう」と思っていました。プラモデルが好きだというわけでもなかったので、「細かい作業は嫌だな」なんて思ったりもしました。大学で学ぶ中で、いろいろな考えを持って歯科に取り組んでいる人がいるのだということに気がつき、専門の勉強を始める3年目には覚悟が決まりましたね。父の仕事ぶりを見ていたので、ふざけた仕事をすることはできないと思っていましたし、覚悟が決まってからは歯科医師一筋でやっています(笑)。
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