01月22日 10時08分
昭和初期から現在まで暮らしの中で使われてきたさまざまな道具を紹介する企画展が、津市の博物館で開かれています。
この企画展は、道具の移り変わりを通して、生活の中での工夫を知ってもらおうと、三重県総合博物館が開き、300点余りが展示されています。
昭和初期に登場した「改良かまど」はコンクリートで作られて家の中に設置されるようになり、それまで土間で行われていた炊事が台所で行われるようになったということです。また、暖房器具を紹介するコーナーでは、金属のケースに炭を入れて使う懐炉などが展示されていました。
会場にはメンコやあやとり、おはじきなど昔の遊びを紹介するコーナーもあり、親子連れなどが体験していました。
小学3年生の男の子は「初めてメンコで遊び、少し難しかったけれど楽しかった。昔のテレビにリモコンがないことに驚いた」と話していました。
三重県総合博物館の学芸員、宇河雅之さんは「昔と今の道具を見比べて、昔の人がどんな努力をして今の便利な世の中を作ってきたか、思いをはせてほしい」と話していました。
この企画展は1月24日まで開かれています。
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