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冷凍カツ以外の廃棄食品も「横流しした」1月22日 18時09分
廃棄を委託された冷凍のカツを横流ししたとして、警察の捜索を受けた愛知県稲沢市の廃棄物処理業者が、任意の事情聴取に対して、岐阜県の食品関連会社で見つかった大量の廃棄された食品について「互いに廃棄物と知っていたが、双方にメリットがあったので横流しした」などと話していることが、弁護士への取材で分かりました。一方、食品関連会社の責任者は「廃棄物とは知らなかった」としています。
カレーチェーンを展開する壱番屋が廃棄を委託した冷凍のカツが横流しされていたことを巡っては、愛知県稲沢市の廃棄物処理業者「ダイコー」と岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」について、愛知県と岐阜県の警察は廃棄物処理法違反のほか、食品衛生法違反などにあたる疑いもあるとみて合同で捜査しています。
警察によりますと、みのりフーズの捜索では、壱番屋の食品以外にも廃棄された冷凍食品やみそなどが大量に見つかり、実質的な経営責任者は大半をダイコーから仕入れたと説明しているということです。弁護士によりますと、ダイコーの会長は警察の任意の事情聴取に対し「互いに廃棄物と知っていたが転売した。委託された廃棄物を処分しなくて済むし、みのりフーズにとっては転売で利ざやが出るので、双方にメリットがあった」と話しているということです。そして、弁護士に対しては「廃棄食品を販売する話は東日本大震災のころに出た」と話したということです。
一方、みのりフーズの責任者はこれまでの取材に対し「ダイコーから買い取ったものが廃棄物とは一切知らなかった」と話しています。
警察は双方から事情を聴くなどして流通の実態解明を進めています。
警察によりますと、みのりフーズの捜索では、壱番屋の食品以外にも廃棄された冷凍食品やみそなどが大量に見つかり、実質的な経営責任者は大半をダイコーから仕入れたと説明しているということです。弁護士によりますと、ダイコーの会長は警察の任意の事情聴取に対し「互いに廃棄物と知っていたが転売した。委託された廃棄物を処分しなくて済むし、みのりフーズにとっては転売で利ざやが出るので、双方にメリットがあった」と話しているということです。そして、弁護士に対しては「廃棄食品を販売する話は東日本大震災のころに出た」と話したということです。
一方、みのりフーズの責任者はこれまでの取材に対し「ダイコーから買い取ったものが廃棄物とは一切知らなかった」と話しています。
警察は双方から事情を聴くなどして流通の実態解明を進めています。