年が明けても、世界中でM&A(合併・買収)の話題には事欠かない。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、伝統ある家電部門の売却を決めた。売却先は中国の家電大手、海爾集団(ハイアール)だ。M&Aの世界では、米中、そして日本を含めて国境が消え去ったのだろうか。
■「マネーの論理」を越えるとき
ハイアールといえば、日本でも知られた会社だ。2012年にパナソニック子会社の三洋電機から「アクア」ブランドを含め…
年が明けても、世界中でM&A(合併・買収)の話題には事欠かない。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、伝統ある家電部門の売却を決めた。売却先は中国の家電大手、海爾集団(ハイアール)だ。M&Aの世界で…続き (1/22)
今年は最後の最後までM&A(合併・買収)の当たり年である。クリスマス前の米国では、名門企業のダウ・ケミカルとデュポンが経営統合を発表。日本では、年の瀬になっても、シャープなどの事業再編が騒がれている…続き (2015/12/18)
破顔一笑。三菱重工業の大宮英明会長は大喜びだった。初飛行に成功したばかりの国産ジェット旅客機「MRJ」がほめられたからだ。それも、賛辞の贈り主は、現代を代表する「マネジメント・グル(経営の教祖的存在…続き (2015/11/20)