生きた姿で展示 静岡・沼津の水族館
静岡県沼津市の水族館「伊豆・三津シーパラダイス」で、体長約4センチのサクラエビが展示されている。食卓ではピンク色でおなじみだが、透明に近い生きた姿での展示は珍しいという。
国内では春と秋に駿河湾でのみ漁が行われている。本来は水深200〜500メートルにいるため飼うのが難しく、最長飼育記録は県水産技術研究所の207日。同館の最長記録は約1カ月だ。
世界初の常設展示を目指す同館は、今回から水が循環しやすい水槽を導入した。腰の曲がった姿で長寿の象徴とされるエビだが、延命策に頭を悩ます担当者は「こちらの寿命が縮まりそう」。【垂水友里香】