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子どもの肥満 福島で震災前の水準まで改善
1月22日 17時42分

東日本大震災後、福島県では肥満傾向の子どもの割合が増加していましたが、震災前の水準まで改善してきていることが文部科学省の調査で分かりました。
この調査は文部科学省が5歳から17歳までを対象に毎年行っていて、27年度は、身長、体重などの発育状態の調査はおよそ70万人、視力などの健康状態は335万人余りが対象になりました。
それによりますと、標準的な体重を20%以上上回る「肥満傾向」の子どもの割合は全国的にみてほとんどの年齢で昨年度より減少しています。
福島県では、東日本大震災後、増加していましたが、今回は13歳の男子で10.5%と昨年度より4.5ポイント減少、11歳の女子で7.51%と6ポイント余り減少するなど、震災前の水準まで改善してきていることが分かりました。
文部科学省は原発事故の影響による運動不足を解消しようという取り組みの成果が出てきているとみています。
一方、視力が1.0に満たない小学生の割合は全国で30.97%と、調査を始めた昭和54年度以降、最も高くなったほか、中学生は54.05%、高校生は63.79%といずれも昨年度を上回りました。
また、今回が最後の測定となる「座高」はほぼすべての年齢で、親の世代にあたる昭和60年度の結果より高くなっています。
「寄生虫卵検査」も今回で廃止され、来年度からは筋肉や関節などの運動器に異常がないかを調べる新たな検査が行われます。

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