話題の音楽配信サービス。実はUSENも手がけているって、知ってました?


昨今のネットでホットな話題のひとつが、音楽配信(ストリーミング)系のサービスだ。月ごとに定額を支払うだけで、そのサービスにある音楽が聴き放題になるというこれらのサービスは、新しい、そしてお得な音楽の聴き方として注目を浴びている。

その中で、独特の立ち位置から音楽のヘビーリスナーを中心に注目されているのが『スマホでUSEN』。これはUSENが手がける、スマートフォンやタブレット(iOS 7.0以上とAndroid 4.0以上)で聴ける音楽配信サービス。月額490円(税別)で、個人向け有線放送をベースにした、1000を超えるチャンネルが聴き放題となっている。

さらにユニークなのは体験試聴制度。今回はUSENの協力で、Engadget読者限定で14日間無料体験サービスを用意している。試聴期間中の制限も緩く、期間以外の制限はいっさいなし。すべてのチャンネルが聴けるサービスだ。さらに登録に必要なものはメールアドレスのみと、気楽に試せるのもポイントだ。

気になった方は、ぜひ特設無料体験ページをチェックしてみてほしい。

『スマホでUSEN』の特徴は、実績ある有線放送ならではの幅広いヒット曲のカバー率(日本のレーベルのほとんどが聴ける)と、豊富なチャンネル数を活かした、気分やシチュエーションに合わせた多彩な番組だ。その中には、店舗で広く使われているUSENならではのとってもユニークな……というかこれ大丈夫なの!? と思ってしまうほどの番組もある。

ここでは、こうしたユニークなチャンネルを中心に『スマホでUSEN』の面白さとフリーダムさを紹介したい。


豊富なトーク番組から奥の深い効果音まで!? ユニークなチャンネルが多数


▲「おサルさんの数」って、なに……!? と思った方、ぜひ本文の続きをご覧ください


​番組紹介の前に、一つ重要なポイントを紹介したい。『スマホでUSEN』チャンネルは、有線放送をベースにしているため、ラジオをベースとした「番組」になっている。つまりユーザーが可能な操作は、チャンネルの選択のみ。曲のリストなどは見られるものの、「前の曲や次の曲を聴く」といった選曲作業はできないのである。

こう紹介すると不便に思えるが、実は悪いことばかりではない。地上波ラジオなどを聴き慣れている方はわかると思うが、普段聴かない曲との意外な出会いもあったりするのだ。また、作業用のBGMとして使ったりする場合、こうした構成が逆に好都合であることも多いのである。



現在人気上昇中のチャンネルが、『桜エビ~ずの”アイドルへの道”』。こちらは私立恵比寿中学の妹分的存在のアイドルグループ「桜エビ~ず」が、トーク・演技・お笑いなどに挑戦するバラエティ。現在売り出し中のグループの成長を聴き守れる(?)というのがポイントだ。



このほかにも、アイドルマスター シンデレラガールズの鷺沢文香役などで知られる声優、「M・A・O」がチャレンジ企画や無茶振りコーナーに挑むトーク番組『M・A・Oの顔文字じゃないよ、名前だよ!』や、SKE48に所属する、佐藤すみれと山内鈴蘭の2人がMCとしての腕を上げるべく、いろいろなジャンルのゲストを呼んでトークするMC育成型トーク番組『すみれと鈴蘭!トークの掟48』など、声優やアイドルファンに向けた、様々なトーク番組のチャンネルが用意されている。



そして隠れた(?)注目番組が、『月刊ムー連動「スマホでMU~SEN」』。これは“あの”世界の不思議を追求する雑紙「月刊ムー」の三上編集長と、進行役の愛子さんがムー最新号の内容からセレクトしたテーマについて語るミステリートーク番組。イベントなどで評価の高い三上編集長の語り口を聴いていると、内容もあって引き込まれること間違いなし。



さらにさらに。USENならではのゆるさが詰まった年頭企画が、『橋本マナミの「おサルさんの数」』。これは、愛人にしたいナンバー1タレントの異名を持つ俳優の橋本マナミが、猿が一匹、猿が二匹……とセクシーにカウントしてくれるというもの。

文字だけを見るとまったく意味がわからないが、実はこれ、USENの隠れた人気チャンネル『羊の数』から展開された企画。これは就寝促進用のチャンネルとして、羊が一匹、羊が二匹……というカウントを男性が読み上げてくれるというものだが、このバリエーションとして作られたのがちょっとセクシーな『橋本マナミの「羊の数」』。

これは12月25日から公開されているのだが、さらなるバリエーションとして作られた2016年の干支、サルを数えているチャンネルが「おサルさんの数」というワケだ。こういうフリーダムな企画が通ってしまうのは、いい意味でUSENならではではないだろうか。



羊の数の番組名は『眠れないあなたを 今夜もマナミが癒します』となっており、公式紹介でも「眠れないあなたを癒す究極のコンテンツ」「セクシーすぎて余計眠れなくなる人が増殖中」と謳っているほどの自信のチャンネル。その理由はぜひ聴いて確かめてほしい。



もちろん、トーク番組だけではない。定番的人気となっている落語チャンネル『スマホ de 落語~三田落語会~』や80年代の駅構内の電車音を収録した、マニアに取っては聞き逃せない『音鉄バンザイ!(電車の音)』といったマニアックなチャンネルもある。

もともとUSENは有線放送時代から、多くのトーク番組や効果音的なチャンネルなどを数多く網羅してきたが、そうした番組の多くが聴ける(使える)というワケなのだ。

もちろん中心は音楽。USEN独自のヒットチャートから、気分やムードに合わせたチャンネルも提供




とはいいつつも、やっぱり中心となるのは音楽。とくにこのタイミングで音楽配信サービスを使うほどの高感度ユーザーは、ヒット曲なども気になるのではないだろうか。
こうした点も好適なのが『スマホでUSEN』。ベースとなっているUSEN独自のヒットチャートをキャッチアップする専用チャンネルをはじめ、ジャンル別だけでなく、気分やムードに合わせた細かなテーマ別音楽チャンネルも豊富に用意しているため、幅広い楽曲を随時聴けるのだ。



USENはJ-POPをはじめとする、独自ランキングを集計している。USENのランキングは、ヒットチャートをチェックしている方はご存じの通り、CD売り上げなどとは異なるデータが出てくることもあり、リアルタイムでのヒット曲を知るには欠かせないものとなっているが、『USENベストヒット・ランキング J-POP』などでは、こうしたヒットチャートがそのまま聴けるのだ。



さらにリリースされたばかりの曲が聴ける『最速J-POP』やBillboardの国内シングルランキング『Billboard JAPANチャート』、さらには『最新アイドル』や『最新インディーズ』といった最先端リスナーに刺さるチャンネルなど、ヒット曲のフォローには事欠かない。

もちろん、こうした豊富さが国内楽曲だけ……なんてことはない。洋楽も『USENベストヒット・ランキング 洋楽』や『Billboard 全米チャート』など、豊富。ジャンル別でも『最新BLACK MUSIC』『最新R&B』『NEW ARRIVAL CLUB/DANCE』『最新CLASSIC』など、幅広く網羅されている。



さらに洋楽でのキャッチアップという点で見逃せないのが、大ヒット中の映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』。実は映画公開と同時にサウンドトラックが発売されたのだが、スマホでUSENはこれをリアルタイムで専用チャンネル化。既に全曲がローテーションで聴けるようになっているのだ。



さらに、カフェなどの店舗で使われることが多いUSENの特徴を引き継いだチャンネルの数々も見逃せない。実はこの分野に関しては、チャンネルをまとめたジャンルに『CAFE/LOUNGE』があるぐらい豊富。日本人アーティストによるラウンジ/カフェ・ミュージックを集めた『J-LOUNGE』やカフェ向けの『ボサノヴァ』、さらには聴いて納得な『森カフェ』といったチャンネルは、他では見られないユニークなもの。



さらに気分に合わせた音楽チャンネルなども隠れたポイント。『滋養強壮クラシック』『新成人に“刺さる”音楽』『脳のストレス解消ヒーリング』『癒やしのスティールパン』といったヒーリング系、果てはアゲアゲなクラシック『お休み前に聞いてはいけない』や、ピンチ前の映画音楽を集めた『恐怖が忍び寄る……』といった、シチュエーションによっては非常に便利な(?)チャンネルまでもがある。



さらにアニメや特撮曲といったジャンルも得意とするところ。たとえば特撮曲であれば、仮面ライダーシリーズ限定の『特撮ヒーローソング~ライダー~』といったチャンネルや、アニメ声優のオリジナル曲専門『声優ソング』、VOCALOID曲専門チャンネル『ボーカロイド・ミュージック』なども用意されている。



他にもクラシックや演歌をはじめ、こうした細かなチャンネルは無数にわたる(なので合計チャンネル数が1000以上、ということになるのだ)。聴きたい曲ジャンルや気分といった、細かな要求にも応えられるチャンネルが揃っているのが『スマホでUSEN』なのである。この奥深さは、ぜひ体験して確認してほしいところ。

 

アプリの操作はシンプル。画面はiOSとAndroid共通、便利なオフタイマー機能なども




こうした豊富なチャンネルを持つ『スマホでUSEN』だが、アプリの操作はすこぶるシンプル。他のミュージックアプリの操作体系に近い画面構成なので、簡単に使えるものとなっている。iOS版とAndroid版で見た目や操作が共通なので、両機種使いでも迷わない点も嬉しいところだ。



基本となるメニューは、画面下部に配置されている。これらをクリックすることで、メインとなる画面の表示が変わる仕組みだ。

スタート画面は「PICK UP」。これはUSENおすすめのチャンネルや話題のチャンネルなどをガイドしてくれる画面。履歴などからオススメのチャンネルをガイドしてくれる「あなたにオススメ!」や新譜の発売などで注目されるアーティストの紹介コーナー「アーティスト」などもあるので、参考にしてほしい。



チャンネル選択や検索は「CHANNEL」から実行。実際のチャンネルの前にジャンルや大分類で探せるようになっているので、なんとなく聴きたい、という際にも便利だ。



「FAVORITE」は、お気に入りに入れたチャンネルのリストや、これまで聴いたチャンネルの履歴を辿れる機能。面白いのが、この画面のみならずチャンネルリストが表示される際、必ずお気に入りしたユーザー数が付いてくるところ。他のユーザーからの人気が一目でわかり、参考にできるという、ソーシャル的な機能もあるというわけだ。



「SETTING」はアプリの設定。ちょっと面白いのは、チャンネル選択時を基準とするOFFタイマー機能が付いている点。これがあるので、先ほどの羊の数などを聴きながら寝ても、ずっと流れているために逆に安眠が妨げられる……といった事故が防げるのだ。



そして隠れた特徴は、iOS版、Android版ともにバックグラウンド再生に対応している点。他のアプリを起動していても音楽が聴けるだけでなく、スマホをロック画面やスリープ状態にしてもきちんと音は再生し続けているので、余計な電池の消耗を気にせず音楽を楽しめる。YouTubeで音楽を聴く場合などはスリープすると音楽も止まってしまうのだが、そうした点がないというのは地味に便利なところである。



このように『スマホでUSEN』は、他の音楽配信サービスには(絶対にと言っていいほど)ないユニークな番組と、気分などでも選べる豊富なチャンネル、そしてシンプルなアプリといった、特徴が満載の音楽配信サービスとなっている。

今回は冒頭でも紹介したように、Engadget読者限定で14日間無料体験サービスを用意した。こちらの特設料無料体験サービスページから登録すれば、標準で3日間のお試し期間が4倍以上の長さとなるため、ここまで紹介した『スマホでUSEN』のチャンネルをゆったりと試せる。また、必要なユーザー登録情報は、メールアドレスだけと緩いものになっている点も見逃せない。

ここまで記事を見てきて、「確かにこのフリーダムさ、気になる……」と思った方、ぜひ体験してみてほしい。

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スマホでUSEN