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バス事故 80キロ前後の速度で走行か
1月22日 12時00分

乗客乗員15人が死亡したスキーツアーのバス事故で、警察がバスの運行記録計を調べたところ、事故直前の速度が時速80キロ前後に達し、制限速度を30キロ程上回っていたことが警察への取材で分かりました。警察は、下り坂で運転操作を誤ったか何らかのトラブルがあった可能性があるとみて調べています。
今月15日、長野県軽井沢町の碓氷バイパスでスキーツアーのバスが道路下に転落し、乗客の大学生13人と乗員2人の合わせて15人が死亡しました。
警察が速度などを自動的に記録する運行記録計や記録紙を押収して調べたところ、事故直前のバスの速度が時速80キロ前後に達し、制限速度の時速50キロを30キロ程上回っていたことが警察への取材で分かりました。また、現場の手前では、時速80キロをさらに上回る速度が出ていた可能性があるということです。
現場は下り坂で、250メートル手前の監視カメラの映像には、かなりスピードが出た状態でセンターラインをはみ出してカーブを曲がっていく様子が映っていました。検証した際、バスの6段変速のギヤはエンジンブレーキがきかないニュートラルの状態になっていて、走行中もニュートラルになっていれば、足元のフットブレーキを踏んでも十分に減速できなかった可能性があるということです。
警察は、下り坂で運転操作を誤ったか何らかのトラブルがあった可能性があるとみて、事故原因の解明を進めています。

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