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米国務副長官 中国に北朝鮮制裁で協力求める
1月22日 7時03分

北朝鮮による核実験を受けて、国連安全保障理事会で制裁強化に向けた水面下の議論が続くなか、アメリカのブリンケン国務副長官が北京を訪れ、中国政府に対し、新たな制裁決議の採択に向けて、積極的な役割を果たすよう求めました。
北京で、21日アメリカと中国の安全保障分野の課題を広く話し合う戦略安全保障対話が行われ、アメリカ側からブリンケン国務副長官が中国側から張業遂外務次官がそれぞれ出席しました。
冒頭、ブリンケン副長官は、北朝鮮による核実験を念頭に、「両国にとって共通の懸念となっている、差し迫った問題に対処する重要な時期にある」と強調しました。
アメリカ政府関係者によりますと、このあと、ブリンケン副長官は、国連安保理を舞台に水面下で協議が進められている、北朝鮮に対する制裁強化の決議の採択に向けて、中国が積極的な役割を果たすよう求めたということです。
一方、中国側は、対話の内容について明らかにしていません。ただ中国政府は、制裁強化の安保理決議に賛成する立場は示しているものの、北朝鮮を追い詰めれば朝鮮半島情勢が不安定になることを警戒し、厳しい制裁には慎重な姿勢です。
アメリカのオバマ政権は、今月27日にケリー国務長官を中国に派遣して、改めてこの問題への対応を協議することにしており、米中が足並みをそろえることができるのかが大きな焦点となっています。

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