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二級建築士の製図の試験で
断面詳細図(専門用語では矩計図と呼びます)を書きます。
昔は、この試験の受験に際して
屋根を支える梁(小屋梁)は丸太で描くこと!!!
という呪文を建築資格取得塾各社は教えていました。
「コストを落とす為に、この梁には製材ではなく丸太を使うのが常識だ。
その常識を知らないと思われると採点で不利になるぞ。」
というもの。
全部嘘でした。
実務をやれば分かります。今はもう、丸太なんて普通、どこの家にも使いません。
25年前に私が二級を受けた時には勿論、丸太で描きましたし、
17年前に「二級建築士製図試験の実技講習」の講師バイトをした時にも、そう教えました。
でも、少なくとも、17年前の時点で丸太など実務で使っていない。
それを守らなかったからといって、試験に落ちることなど有り得ないのは、
洗脳されてでもいない限り、誰にでも分かることです。
50年前に噂になった試験テクの小ネタ。
それが延々と引き継がれて来ているのです。
建築士資格塾にとっては
「これをしないと落ちるぞ!」と受講生を脅すことで
「うちはノウハウ持ってんぞ!」
とアピールする事ができる。
そして、「これをしたらダメ。」「あれをしたらダメ。」と教え込み続けると、
いつしか教えられる側は従順になり、理由を考えずに言われた事を鵜呑みする様になる。
ちなみに一級建築士講習では資格塾達は
地下を設ける場合には◯◯と◯◯と◯◯の三点セットの設備が必須・・・など、
やはり、「今はそんなもの使ってないよ」的な設備を細々と教え込んでいます。
これも多くが嘘。
それを守ろうとすると、試験課題の要求に上乗せして、自ら条件を追加してしまうことになるので
プランを完成し辛くなり、結果、不合格になる可能性が高まります。
同じようなことは、世の中のあらゆる場所で行われており、
それはイメージ操作とでも呼ぶべきものです。
例えば、弁護士は頭がいい。逆らっても勝てない。
訴えられたらどうしよう。怖いから弁護士が無茶を言ってきたけど言いなりになろう。
こんなことを言っているのは、一度たりとも弁護士と戦ったことのない人だけです。
一度戦ってみれば良い。それで駄目だったら分かるが、戦う前から突っ伏しているのは
ただの「洗脳された無能な奴隷」です。
実態を書きましょう。
東大法学部を出た多くの人が弁護士になっているのは事実。でも、
弁護士が東大法学部を受けたら受かる訳ではありません。
合格率が極めて低い、と言いますが、実務経験不要の試験であり、更に言えば
さほど低い合格率の国家資格ではありません。
弁護士の何を怖がる必要があるというのか。
今の時代、判例ならネットで検索すればすぐ見付けられます。
情報格差がほとんど無くなった今やもう弁護士は法廷闘争で素人が勝てない相手ではないのです。
行政に逆らったら酷い目に逢う。
だから法律には書いていないことだけど、役人がいうことには全て従おう。
これも実は奴隷根性。一度たりとも役人と戦ったことのない人が言うセリフ。
本気で相手を倒すつもりで、正々堂々と法律にのっとって自らの正義を主張してみましょう。
実は日本国の法律は良くできていて、市民の幸せを考えているものがほとんどです。
我々の生活を不便なものにし、無意味と思われる規制をしているものの実態は
市区町村が定める違法な条例や、条例にすら基づかない役人たちの決めた内規による「指導」です。
それらを国民に無理強いすることは、
公務員が「市民がやらなくても良いことを無理強いして言うことを聞かせる」行為です。
「公務員職権濫用罪」「脅迫罪」「強要罪」「恐喝罪」
様々な刑罰規定が国民を守るべく、きちんと制定されています。
法に基づかぬ行政指導により、不利益を被ったり、金銭を要求された場合には、
それが市区町村の出した指導なのか、担当者からの指導なのか確認します。
後者であることなど有り得ない!と、皆さんは思うでしょう。
そこが、もう洗脳されているのです・・・。法律に基づかない指導や命令を
市区町村が出すことはできません。
法律や条例に基づかない指導をされたとすれば、それは、
目の前にいる職員が指導しているに過ぎないのです。
それが違法なもの、また、無理強いをすることで市民の財産権を奪い、
金銭を要求するものであれば、それは当然に罪に問うべき行為です。
みなさん、気付かぬうちに洗脳を施されています。
そろそろ解き放ちませんか。自分自身を。
世の中の情報格差で上にいる者たちが、
私たちに「こうしないとダメだ」「私達の言うことを聞かないと危ないぞ!」
と教え込んできました。
これが洗脳です。
今の時代、ネットを検索すれば、デタラメもたくさん書いてありますが、
真実も大量に見付けることが出来ます。ちょっと辻褄を考えれば、
何が真実かも、ほぼ正確に見分けられます。
皆で助け合い、真実を探し、お互いに洗脳から自分を解き放ちましょう。
情報格差は今や、逆転したのです。ネットを有効利用し、仲間同士で連携できる者達こそが上位に立ちます。
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